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 Diary 2001・12月23日(SUN.)

クリスマスプレゼント

 本日は天皇誕生日である。が、クリスマス・イブ・イブであったりもする。私はもともと、あの(日本の)クリスマスの軽薄な感じが嫌いな上に、日本人が(キリスト教徒は別にして)クリスマスでは浮かれるくせに、天皇誕生日を祝わないのを苦々しく思っているので、12 月の 23、24、25 日あたりは複雑な気持ちだ。

 商売をしている所は、どこもかしこもクリスマス仕様である。それに対しては、別に腹が立たない。が、当然オパールではクリスマス仕様にするはずがなく、かといって天皇誕生日仕様にしたからといって流行る訳もなく、今年 1 年は商売として厳しかった事もあり、なかなかに辛い所だ。

 加えて、今やソウルばっかり聴いている身としては、さらに複雑な事情もある。クリスマスソングの存在だ。もちろん、ロックやポップスの世界にも、クリスマスソングはあるのだが、それらを聴いている時は、頭から馬鹿にしていれば良かった。たいてい下らない企画盤だったからだ。が、どうやらソウルの世界では、少し事情が違うようだ。それはゴスペルの存在があるからで、ソウルのクリスマスソングには、必聴といわれる名曲が多々あるようなのだ。クリスマスアルバムが代表アルバム、といったグループもいる。うーむ、どうすればよいのか。

 ミツギちゃん来店。ポーにクリスマスプレゼントをくれる。ポーならば、クリスマスプレゼントを貰っても構わないだろう。(なんで?)

 クリスマスプレゼントといえば、トモコは小さい頃にはサンタの存在を信じていたのに、レコードプレイヤーをクリスマスプレゼントに貰った時に、「こんな重いものを持ってくるはずがない」と不信感を覚え、サンタの存在に疑問を持った話は、前に書いたような気がする。ショウヘイくんは、トモコの場合と逆で、サンタの存在は信じておらず、靴下の中に、靴下型の袋に入ったお菓子のセットが入っていた時も、「我が家の経済状態からいえば、こんなもんか」と納得した醒めた子供だったのだが、ある年のクリスマスに、外国からの封筒が届いた時には、自分の確信が揺らいだそうだ。もしかして本当にサンタはいるのではないか? と、封筒の中に入っていた 500 円札を眺めながら、考えたという。

 明日はイブですか。

小川顕太郎 Original:2001-Dec-24;