Diary 2001・12月10日(MON.)
びっくりラーメン
堀川御池の北東角に「びっくりラーメン」ができた。「びっくりラーメン」は「らーめん一番」ともいい、最近ちょっと話題になっているラーメン屋さん。なにがびっくりかというと、値段がラーメン 1 杯 180 円! という安さなのだ。180 円って…こ、これがデフレ・デススパイラルか? とか思ってしまう安さだ。
私はあんまり安いものは警戒してしまう。なにかカラクリがあるのだろう、と邪推してしまう。いや、もちろんあるのだ。そのカラクリのひとつは中国だろう。聞くところによると、中国の人件費は日本の 10 分の 1 から 20 分の 1 だという。むろん、そこでは激しい中国人民の搾取がある。中国の国営工場は、共産党が管理・運営しているので、労働運動など許されず、凄まじい搾取が行われている、と聞く。これは私の邪推なので、軽く聞き流して欲しいのだが、一時期のソ連のような飢餓輸出が行われているんじゃないか、とも思われる。なんにせよ、ラーメンの材料は中国から破格の値段で輸入する事ができる、と聞いた事がある。ここらあたりが、カラクリのひとつではないか?
ところで御池通り沿いの電信柱に、この「びっくりラーメン」の宣伝看板が結びつけてあるのだが、その上に白い紙が貼ってある。その紙の上には「『びっくりラーメン』のカラクリ」と書いてあるではないか! さっそく読んでみる。
- 消費税は別!
- 深夜料金は 100 円増し!
- 麺とスープはゴミ!
- セットメニューは詐欺!
- すべてごまかし!
- ぼったくりに注意!
……なんだこれは!? 中傷貼り紙ではないか! 誰が貼ったんだ、こんなもん。それにしても、どの看板にも貼ってある。実はショウヘイくんの家に近くにも「びっくりラーメン」があり、看板が道路沿いにたくさん出ているらしいのだが、そこにも同様の中傷貼り紙が貼ってあるそうだ。うーん、なんなんざんしょ。
小川顕太郎 Original:2001-Dec-12;