Diary 2000・11月29日(WED.)
大晦日は
今年の大晦日はなんと「五山の送り火」をするらしい。なんでや? あれはお盆の行事で、精霊をあの世に送り返すものだったはず。やってきてもいない精霊を送り返すつもりか。そういえば大晦日には確か神様がやってくるはずだ。やってきた神様の宿った神火を、除夜の鐘が鳴り終わると、御祓いをすませた人々がそれぞれ貰って家に帰る、というのが本来の大晦日のスタイルだったはず。京都ではそれを「おけら詣り」という。あれ? 違ったかな? 「おけら詣り」でも火を吉兆縄に貰ってそれをクルクル振り回して帰るはずだけど、ううんん、ようわからん。
ようわからんけれど、大晦日に「五山の送り火」をするのは変だと思うぞ。せっかくやってきた神様がそのまま帰ってしまって、大混乱になるんじゃないか。
しかし、それもまた面白いかもしれん。百鬼夜行が横行し、魑魅魍魎が跳梁する京都の大晦日。大晦日の「五山の送り火」に向けて、歴史上初の試みだから是非お布施を! 君もボランティアで働いてみないか! と呼びかけまくっているがめつい京都市にぴったりの年末、そして 21 世紀の始まりとなるだろう。
ところでオパールの年末・年始の営業だが、まだ決めていない。が、通常営業は 30 日まで。と、これはいま決めた。そんな訳のわからん京都の大晦日に参加したくはないからね。昨年のように秘密営業をするかどうかは、未定。
まったく、やれんよ。
小川顕太郎 Original:2000-Nov-31;