Diary 2000・5月22日(MON.)
棚づくり始まる
エキスポのお二人に我が家の棚作りを依頼した。正確には私の知らないうちに勝手に依頼が行われていた。そしてその依頼は私の関知しない所で承諾され、私の惰眠を破るがごとく、本日大量の部材とともに我が家に乗り込んできたのだった。
「さあさあ! 始まりますよ! この箱にレコードを詰めていって下さい!」と元気よく言うヤマネくん。何故か召集されたオイシンに指示を与えるタケダくん。そもそもこの棚は、我が家に溢れかえって収拾のつかなくなったレコードを整理するために発注されたという。で、とりあえずは今現在壁ぎわに積み上げてあるレコードをいったん全部どかせて、そこに新たに棚をつくる場所を確保する、という訳だ。
どんどんとレコードを箱に詰めていっていると、京都に引っ越す際に処分したと思っていたレコードがうじゃうじゃ出てきた。リディア・ランチとかジム・フィータスとかリーナ・ラヴィッチとかアソシエイツとか。アンティル・ディセンバーとかヤズーとかパンコウとか、何でこんなものまだ持ってんねん! と絶句してしまうものが結構出てきた。これらはまとめて売りにいこうと脇にどけておいた。
「今日中に 8 割方は作ってしまう予定です」というヤマネくんの強気の発言を受けて、私はオパールに働きに出かけた。帰ってくると、部屋中に堆くレコードの入った箱が積まれ、壁際には何もなかった。
(著者注:トモコによると、工事が遅れたのは我が家の構造的な欠陥によるもの、ということだ。決してエキスポの見積もりが甘かったせいとか、オイシンがバカタレだったせいとかではない。)
小川顕太郎 Original:2000-May-24;