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 Diary 2000・5月7日(SUN.)

柿の葉寿司

 オイシンがカウンターに座っていると、オイシンの妹おたまの友達が来店し、「ああ! もしかしてあなたはオイタマのお兄さん!」と叫び、「似てる似てる! すぐ分かる!」と大騒ぎ。似てる似てないはともかく、兄妹そろって「オイシン」「オイタマ」と呼ばれているのが凄いと思う。

 本日も暇だった。かくてゴールデンウィークは終わり、私は両親が差し入れで持ってきた柿の葉寿司を手に、トモコとともに家路に着いた。トモコは砂糖が大量に使われているという理由で普段は寿司を食べないのだが、歩きながら「お腹がすいたお腹がすいた」と唸っていたかと思うと突如私の手から柿の葉寿司をひったくり、狂ったように食べ始めた。そして家に着くと「気分が悪い」といって寝込んでしまった。

 トモコが苦しんでいる横で、広辞苑の「すし(鮨)」の項を引くと、一番目に「罪人の首などを曝しものにするために塩や酢につけたもの」と載っていて吃驚した。

小川顕太郎 Original:2000-May-8;