Diary 2000・6月4日(SUN.)
衝撃的な事
今日は衝撃的な事があった。衝撃的な事とは何か。それはあまりの衝撃ゆえ書くことができない……いかん、いかん。いくら日記のネタに詰まっているとはいえ、こんないい加減な事を書いてはいかん。羊頭狗肉もはなはだしい。仕方ないので、賄いの事でも書きます。
オパールでの毎日の賄いは、私とトモコがほぼ交代でやります。今日は私の担当。家の近くのセイユーに行って、安い食材をチェックします。今日は魚のあらが大量に出ていたので、それを買い込みました。鰤や鮪や烏賊や鰹や魚卵など。それに塩胡椒をして少しお酒を振り、しばらく置きます。その間にフライパンにたっぷりのオリーブオイルとバターを入れ、あたたまったらそこに一気に魚のあらを放り込みます。あっ、その時に白葱のぶつ切りも一緒にいれました。そして炒める。醤油をいれる。味をみてさらに塩胡椒をする。出来上がり。
あと、みず菜をさっと湯でゆがき、それにとれたてワカメをからめて、付け合わせました。
平日はだいたい暇だからいいのですが、土日はいつ忙しくなるか分からないのでスピードが勝負です。ちゃっちゃと素早く簡単に出来て、おいしく、値段のはらないもの。そういった賄いのために日々闘っています。
オオヤさんが出稼ぎから帰ってくる。「少ないけどこれお土産です。大麻。」といってビニールパックに入った葉っぱをくれる。一瞬喜んだが、実はただのお茶の葉だった。いや、「ただの」と言うのは間違っていて、これはオオヤさんが出稼ぎで作ってきたお茶なのだった。有り難くちょうだいする。さっそく飲んでみる。うわっ、クラッときた。
小川顕太郎 Original:2000-Jun-6;