Diary 2000・7月21日(FRI.)
二千円札
ベッチが「ほら」と言って、2 千円札を見せてくれる。数日前に発行されたのはしっていたが、実物を見るのは初めてだ。
なんだか外国のお札みたいである。あるいはおもちゃっぽい。いきなり 2 千円札で勘定をされたら、狼狽えてしまいそうだ。「こんな胡散臭い紙幣はうちでは使えません」と言って断ったらダメなのだろうか。もしかしたら偽札かもしれない訳だし。いや、しかし考えてみれば、偽札ならもっと価値があるともいえる。2 千円札発行にともなう混乱に乗じて出回った偽札、というのを手に入れられれば、ずっと自慢できるだろうし、本物の 2 千円札より価値が出るはずだ。手に入らないかな、偽札。
ベッチが何故こんなに早く 2 千円札を持っていたかというと、お母さんに誕生日プレゼントとして貰ったそうだ。なるほど。そういえば本日 21 日はベッチの誕生日だった。誕生日おめでとうベッチ! ついでにヤマネくんも誕生日おめでとう! ベッチとヤマネくんは、産まれた年も日付も同じなのだった。凄い偶然! たいていの人はそういって驚く。が、これは別に凄い偶然ではない。
例えば生徒数が 40 人の学校のクラスで、誰かと誰かの誕生日が一致する確率はどれぐらいか? なんと約 90 %である。つまりベッチとヤマネくんの生年月日が一致していたとて、それはちっとも珍しいことではないのであった。あーあ。
最近はとにかく暑いですな。暑くて寝苦しくて頭がボウっとする。寝ぼけてトモコが階段から落ちたりする。全身あざだらけ。暑いわ、痛いわ、大変です。なんとかならんか。
小川顕太郎 Original:2000-Jul-23;