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 Diary 2000・7月20日(THU.)

女番長・野良猫ロック

 弥生座ナイトムービーで、現在、『野良猫ロック』シリーズをやっている。どうしても観たくて、仕事を途中で抜け出して観に行く。今日はシリーズ第一作『女番長・野良猫ロック』。

 冒頭からいきなりやられる。あのハッピーズもカバーした名曲『男と女のロック』が流れる中、和田アキ子がバイクでぶっ飛ばす。続いて子供のような顔をした梶芽衣子が現れて、敵対するグループとキャットファイト。溜まり場であるサイケなクラブではモップスが『パーティシペイション』を歌い演奏し、ゴーゴーガールは踊り狂い、和田アキ子がいきなりステージにあがってモップスをバックに『ボーイ・アンド・ガール』を歌う…。

 か、かっこよすぎる。私は「うおおおお‥」と思わず漏れる声を押さえながら、映画に観入った。なんなんだこれは。確かに全体としてしょぼいのは確かだ。話もなんだか筋の通らないいい加減なものだし。しかし、それを補ってあまりあるかっこよさがある。映画を観る愉悦を久々に味わった。

 個人的にはモップスをはじめ、オリーブ、オックス、アンドレ・カンドレ等がみられるのが嬉しかった。楽屋裏らしき所の扉に「OX 大好き!」と落書きしてあったのが泣かせる。きっとファンの子が書いたのだろう。とにかくファッション的にもセブンティーズに移行し始めた頃のもので、凄くいい。そこら辺りに興味のある人は絶対に行くべきだと思う。

 また、ホリプロが和田アキ子を売り出すための映画だったというだけあって、和田アキ子が全面にフューチャーされているので、和田アキ子ファンの人も必見。少し前まで大阪で本当に番を張っていたという和田アキ子のかっこよさはみものです。

 来週いっぱいは弥生座でやっているはず。シリーズは全部で 5 本。私は何本観られるのだろうか。

小川顕太郎 Original:2000-Jul-22;