Diary 2000・7月5日(WED.)
天使の導入
クラタニくんが来店。この間のイベント「ソウルサバイバーズ」は、始まって以来の不入りだったそうだ。1 周年、それも鈴木啓志というビッグゲストを迎えての夜だったにも関わらず、である。チラシも普段の何倍もまいたにもかかわらず、である。つまりチラシ効果も鈴木啓志効果も全くなし、という事だ。つらい。
ミツギちゃんが来店。アキ・カウリスマキの新作『白い花びら』の試写会に行ったらしく、ほら、と言って『白い花びら』の写真付き特製マッチを見せてくれる。今度のカウリスマキのこの新作は何とサイレントらしく、「面白かったですよ、相変わらずで」とミツギちゃん。楽しみです。
ベッチが来店。会社帰りのスーツ姿なのだが、スーツのズボンが見た目にもゆるゆるだ。最近激しく走り込んでいる成果が出たのか。「6 キロ体重がおちた」という。「だから今日は食べるよ! 臨時収入もあったしね。まずは焼酎!」と景気がよい。
オイシンが来店。というか毎日来ているので、「来店」というより「帰宅」といった方がぴったりする。「新しい仕事がとれました!」とこれまた景気がよい。「だからボトルをあけます!」と赤ワインをボトルで注文し、みんなにふるまう。
実を言うと、明日のクルージンのための特製カクテルをヒロキくんと一緒に作っていて、というか私はヒロキくんの作ったものをひたすら試飲し続けただけなのだけれど、その時点でかなり酔っていた。そこにさらにオイシンの赤ワインで結構フラフラ。やばい。多分ひとりでボトル 1 本以上は飲んだと思う。おまけに連日の寝不足で意識は朦朧とする。
天使を導入すべきだ、と思ったのは覚えているのだけれど、それが何を意味するのかはさっぱり覚えていない。片づけの途中で眠ってしまう。
小川顕太郎 Original:2000-Jul-7;