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 Diary 2000・12月6日(WED.)

パーマをあてる

 ロマン座にてパーマをあてる。1 年近く放ったらかしにしていた髪だ。マツヤマさんもハナヨちゃんも呆れ気味。そのうえ私はどのようにしたいというイメージを持たずに行ったものだから、困った客ではあったろう。

 そもそも私は髭と髪を同時に伸ばす気はなかった。髭なら短髪、長髪なら無髭、というのが私の理想である。髭プラス長髪など私のもっとも嫌いな組み合わせだ。暑苦しく鬱陶しい。さらに私の大嫌いなヒッピーっぽい。それなのにどういう訳か髭と髪が同時に伸びてしまい、そうなればなったで髪と髭にそれぞれ別個に愛情が沸き、切ったり剃ったり出来なくなった。それで現在のような鬱陶しい様に成り果てていたのだが、もう限界だ。新世紀を迎えるにあたって、私のために京都市は特別に五山の送り火まで行ってくれるというのに、このままではいけない。何とかして下さい、とマツヤマさんに持ちかけ、何とかして貰った。

 もちろんマツヤマさんは美容師なので、なんとかして貰ったのは髪の毛で、私の誇大妄想ではない。

 3 時間程かけて丁寧にパーマをあてて貰い、店に向かう。みんなの反応はどうであったか。

 まずトモコ。とりあえず笑う。「フランスにいる不法移民労働者みたい」。

 カウンターにいるはっさくさんに訊いてみる。「ジーザスって感じ」。

 ショウヘイくんは? 「ううん、ライオネル・リッチーですかね」。

 ら、らいおねるりっち〜。そうかなあ。そこにマキさんとアイコちゃん来店。二人ともノーコメントで俯く。むうう。突如悲鳴とともに誰かが床に座り込んだ。誰かと思えばミツギちゃん。「腰が抜けましたあー」。大袈裟やろ! で、ミツギちゃんはどう思う? 「に、にあってますよ〜」。…そんな涙目で言われてもちっとも嬉しくないな。「そうですねえ、フック船長みたい!」フック? ああ、ピーターパンのフック船長ね。なるほど。

 オイシンにもとりあえず訊く。「髭がなければマーク・ボラン!」。はあはあ。

 クラタニくんも珍しく平日なのに来店。「うお! どうしたんですか!」。どうしたと言われてもねえ…で、どう? 「ええ、ボブ・マーリーみたいですね」。ふむふむ。

 とまあ、以上のような反応。大体どのようなものか想像はついたと思う。しかしながら何事も自分の目でみて確かめるのが大切だ。いまならまだパーマのかけあとも初々しい私がみれる。オパールにてコーヒー豆 100 グラム 700 円にて販売中。是非、自分の目でみて確かめて、ついでにコーヒーも飲んで豆も買っていってほしい。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-8;