京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2000・12月3日(SUN.)

ソファ

 ハナコネットカフェの取材がある。ソファの取材だ。「オパールのソファに座りたい! という声が多くて取材に来たんですけれど、このソファのどこにみんなは惹かれているのだと思われますか?」と訊かれたので、「いやあ、ソファそのものの魅力じゃなくて、店の雰囲気がそう思わせているだけじゃないですか。ソファ自体は友人宅から持ってきたものだし。」と、身も蓋もない応えをしてしまう。

 アキラ 28 来店。南座の顔見世に行ってきた帰りだと言って、みかさ饅頭をお土産にくれる。スリーピースのスーツで終始鼻をすすっている。「コートが悪いんですよ。毎年、このコートを着れば鼻がでるんです」。なるほど。

 ミツギちゃん来店。いつものような元気がなく、奥のソファにひとりで座って放心している。「わたし最近ちょっとヒッキーなんです」。ヒッキー? ウタダヒカル? いや、これはミツギちゃんによれば「ひきこもりの人」の事をヒッキーというそうだ。ちなみに「ヒッキーヒッキー」は GS のナポレオンの曲。ヒッキヒッキー!

 クラタニくん & リエちゃん来店。もうクラタニくんはボロボロだ。髪の毛はボサボサだし、話しかけても、しばしば茫然としている。クラタニくんは最近では毎日 12 時近くまで働かされて、隔週であるはずの土曜日の休みもないという悲惨な状態らしいので、無理もないかと同情する。「さっきシェーキーズの食べ放題に行ったんですけどね、もう食べ過ぎて気分が悪いですわ」。なんだ、そういう訳か。

 本日は開店直後が恐ろしく暇だったので、ちょっと時間潰しに隣りのふたば書房に行った。そこで、今年はもう買わないと誓ったにも関わらず、またしても本を買ってしまった。猛省。買うばっかりで、ちっとも読んでいない。反省の意を込め、ここに買った本 3 冊を記しておく。

「『作家の値打ち』の使い方」福田和也(飛鳥新社)
「経団連」古賀純一郎(新潮社)
「グローバリゼーション」ジョン・トムリンソン(青土社)

 来年中には読めるだろうか。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-5;