Diary 2000・12月2日(SAT.)
話十分の一
店に行くと、ノガミくんがカウンターで書き物をしながらウンウン唸っている。何をしているのかと尋ねれば、「明日の 9 時から新作の撮影なんだけど、今からその出演者の面接に行く。だが、オレは怖い。恐れている。」と、遠い目つきをする。なんだかよく分からないが、頑張れ! と励ましてノガミくんを見送る。
本日は団体のお客さんが非常に多く、エレベーターに 8 人も 9 人もぎゅう詰めになってやってくる。しかし、オパールは店の面積の割には席数が少ないので、どうにも座れない。待ち席もないし。それで次々とぎゅうぎゅうになってやって来ては、ぎゅうぎゅうになって帰っていく。なんとも効率の悪い店だ。
閉店後、オイシンに腹筋を何回できるか尋ねたところ、「200 回ぐらいできますよ」と答えるので、その場でやらせてみると、16 回しか出来なかった。これからオイシンの言うことは、話半分ではなく、話十分の一できくことにする。例えば、みんなにほら吹きと非難されたオイシンが「すんません! 今日から腹筋を鍛えなおします! とりあえず 30 回ぐらいから始めます!」と宣言したのだが、それを聞いてみんな「ははあん、3 回ぐらいから始めるのか」と納得するという具合だ。ところでオイシン、IQ どれぐらい?
「いやあ、それがねえ、教えてくれなかったんですよ。本人が生きる気力を失うといけない、とか言われて」。そうか。ちぇっ!
小川顕太郎 Original:2000-Dec-4;