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 Diary 2000・8月28日(MON.)

引継

 もうご存じの方も多いと思うが、ヒロキくんがオパールを辞めることになった。とりあえず今まで通りフルで入るのは 8 月いっぱい。9 月は平日だけ入って、10 月は…まだちょっと分からないが、11 月には完全に辞めていることだろう。

「オパールで最もまともな店員」と、この日記で何度も書いた通り、ヒロキくんはオパールをしっかり支える柱のようなものだった。ヒロキくんがしっかりしていてくれるからこそ、私やトモコはフラフラいい加減にやってこれた、ともいえる。だからヒロキくんが辞めるのは痛い。本当につらい。しかし、時は流れ行き物事は移り変わる。私も今までのヒロキくんに頼りすぎた自分のいい加減さを反省し、気を引き締め仕事に精励する事を誓い、併せてヒロキくんの新たな出発を寿ぎたいと思う。

 幸い、ヒロキくんも何か事があった場合は「いつでも手伝いに来るから、気軽に言ってや」と言ってくれているので、11 月から毎日非常事態を起こそうかと考えている。……あかん、全く反省してない。

 なにはともあれ、ヒロキくんの抜けた巨大な空白を埋めるべく、二人の新たなスタッフがオパールに加わった。一人はすでに日記にも登場しているワダくん。そしてもう一人が、我がフットサルチーム「F. C. オールナイター」の宿敵である「レアル・クスケーニャ」のリーダー、オカザキショウヘイくんである。本人は坂本龍一に似ていると主張するが、ヤマネくんは司馬遼太郎に似ているといい、タクヤくんはアンディー・ウォーホールに似ていると感嘆する、ナイスガイである。これで次の試合は勝ったも同然だ。

 そのショウヘイくんが本日初めてカウンター内に入った。指導するはヒロキくん。アイスオーレの作り方を教えると、次々とアイスオーレの注文が入り、エスプレッソの作り方を教えると、次々とエスプレッソの注文が入るなど、いきなり最初から役に立つことおびただしい。これはもう選ばれているとしか思えない。よかったよかった。これで私も安心してフラフラできるよ。

小川顕太郎 Original:2000-Aug-29;