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 遠くへ逝きたい 
 〜オイシンのロンドン紀行 その 2 
ノッティングヒルの変人の巻

 午前中に家を出てノッティングヒルでやっているというマーケットへ。まずはサワの勧めで Weekly Travel Card という定期券を購入する。証明写真さえあれば旅行者でも取得でき、3,000 円程度でゾーン 1 と呼ばれるエリアのバスと地下鉄が乗り放題。これはいい。

 ノッティングヒルに到着するとそこは凄い人ごみで、怪しげな骨董品やら野菜やらが大量に売っている。ここは高級住宅街だそうですがマーケットの猥雑な雰囲気に負けて、とてもそうは見えません。骨董エリアから食料品エリアをぬけて衣料品のエリアへ。サワが以前通っていた SHAFT というお店もマーケットに出品しているのを見つけたので一緒に見る。すると、NORTHERN SOUL と書かれた T シャツを発見。おー! これは買わないと。横をみるとタムラモータウンやブッダレコードのマークの入った T シャツもある。さすが SHAFT 、ソウルフルな店だと大いに納得。T シャツを 2 点買い。店のおっちゃんとがっちり握手して先へ進む。

 ダンジェロのレコードが目に入ったので、そこのレコード屋も見てみる。すると 7 インチのレコードがずらっと並んでいるのでぱっぱと見ると、70 年代ソウルがたくさんある。シャフトのテーマとチェアメンオブザボードを買う。1 枚 1 ポンドとか 2 ポンド、安いなあ。

 続いてはサワのお勧めの店 FREVD へ。店に入ろうとしたところ、外人に何事か言われる。知らん顔して店に入ろうとすると肩を捕まれ何か言われる。どうも怒っているようですが、何言っているかさっぱり分からない。こちらもむっとしたので、肩を振り払い店へ。サワが「ごめんごめん、彼英語分からないから」と言っている。後で聞けば最初はタバコをくれと言っていたらしく、次は嫌ならなんで NO って言わんねん。無視すんな。と言っていたらしい。I can't understand English ! いやーな気分になりながら、ピアノを席代わりに使っている席につきレモンティーを注文する。なかなかおいしいのですっかり機嫌も直る。機嫌が直れば店のことも見れるようになり、サワに色々と聞く。

 FREVD は製鉄所だったのを店に作り変えたそうで、やや殺伐とした感じのお店。若い人がたくさん来ていて、夜はもっと賑わう。壁に貼られたポスターは若手アーティストのもので 30,000 円で買えるそうです。高いなー。

 夜はロー・ディールのイベントを見に Madame Jo Jo's へ。場内は広いのですがダンスフロアは階段を降りたスペースで小さめ。ロー・ディールは聞いたことがある名前だったのでノーザンかファンクの DJ かなあと思っていたらハウスがかかってました。しかも昨日の晩にケブのイベントがあったそうです。あちゃー。

 わりと早い時間帯だったのでお客さんも少なめ。フロアを見ると黒人が一人で踊っている。さすが黒人! 床の上を滑るように踊る。動きのバリエーションやアクロバットのキレのよさは圧倒的で格好いい。口をアングりあけて見入りました。人がそこそこ入ってきたところで踊り始め、2 時過ぎくらいにナイトバスで帰宅。

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