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地獄のお気楽
スペイン観光


02-07  Barcelona

02/Aug./2002(FRI.)

バルセロナを歩く
その1

 オラ! 勤勉なツーリストであれば、サグラダ・ファミリアに登ったその日のうちに、その他ガウディ建築の 2 〜 3 ヶは見て回るものでしょうが、まあ、ノンビリ行きましょう、バルセロナを徒歩でぶらぶら散策でも、と計画にもなってない計画を立て。

 なぜか中華料理店で遅い昼食。ビールと、ヨーロッパ向けにアレンジされた風のチキン・ピラフ。う、マズー。ガイドブックなどには、スペインは豊富な食材を誇り、素材がいいからスペイン料理はもちろん中華やイタリア料理などもおいしい、なんて文章があったのですけどね。これに比べれば「餃子の王将」は大変な本格中華ですよね、「王将」もスペインに進出なさればよろしいのに、と、西洋と東洋の嗜好の間に横たわる隔絶を噛みしめつつ。別にいいけど。

画像をクリックすると別ウィンドウで表示(裸眼立体視・平行法)

 

 バルセロナは北西が山、南東が地中海で、街全体が神戸にも似た傾斜をなす。バルセロナ旧市街へ向かってダラダラ下っていくと、ガウディの最高傑作とも呼ばれる「カサ・バトリョ」に通りかかる。

 バルセロナには、ホケーっと仰ぎ見てスリの恰好の標的とならざるを得ぬ、築 100 年前後の大仰な建築物件多数。その建築群にあって、ガウディのカサ・バトリョは飛び抜けて異彩を放っていた。…って、周囲にカメラを構えた観光客が三々五々群がっているので、否が応でも注目せざるを得ないんですけど。


 

 カサ・バトリョは、普通に居住する人がいるアパートで普段は非公開。1 ・2 階は貸しホールで予約すればパーティとか会議とかできるみたい。2 階を中心に、ガウディ生誕 150 年にあたって一般公開されております。表の看板を見ると、見学時間は午前 9 時より午後 2 時まで、とのこと。「よし、カサ・バトリョは明日だ」と誰にともなくつぶやきカサ・バトリョ少し南、「ブラセリア・テノリオ」のテラス席でカプチーノ。値段は失念。


 

 カサ・バトリョが面する目抜き通り、グラシア通りには、数メートルおきにカフェ、ブラセリア、バール、レストランのテラス席が並ぶ。どれも喫茶のみの利用が可能である。そうバルセロナは圧倒的なるカフェ・シティなのであった。かつて「京都は世界一のカフェ・シティ」「京都には喫茶文化が根付いている」との説に、「そんなものか」と納得した私は不明を恥じずにはおられませんでした。


 

 バルセロナの日差しはキツイが木陰に入れば涼しい。歩道のテラス席に座ってポケーッと道行く人を眺める、というのはなかなかに気持ちのよいものなんですけど、京都でもし歩道の広い御池通などに同様のテラス席を作ってもですね、日陰すら暑くて汗ブルブルですな。別にいいけど。


 バルセロナ 8 月、午後 6 時はまだ昼間のうち。次回「バルセロナを歩く その 2」。アスタ・マニャーナ。

BABA


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