☆☆★★
2005年12月22日
SAYURI
Text by BABA日本が嫉妬するJAPAN。ババーン! ベストセラー小説『さゆり(Memories of a Geisha)』をスティーヴン・スピルバーグ製作、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督で映画化。
「日本が嫉妬するJAPAN」!! とはなかなか的を射た宣伝文句、観客・私も、つい、「なんちゅううらやましいことか!」とヤキモチ焼きまくる「焼きたて!! ジャぱん!!」が見事に描き出されておりました。
2005年08月04日
フライ,ダディ,フライ
Text by BABA公式サイト: http://www.f-d-f.jp/
大切なものをとりもどす、最高の夏休み! ババーン! 原作・脚本は『GO』の金城一紀、ということでかどうなのか、微妙にゆるゆる、サラリーマン堤真一、大切な一人娘をコテンパンにボコられたにもかかわらず、ボコったのが有力政治家の息子・ボクシング高校インターハイ優勝の強面なもんで、見舞金をいただいて泣き寝入り状態、いや! これではアカン! 復讐するは我にあり! 決闘するぞ! と出世を棒にふって長期休暇、高校生パク・スンシン(岡田准一)の猛特訓をうける…という題材は素晴らしく面白い映画になってしかるべきところ、いや、堤真一が徐々にきたえられ、健全な身体を取り戻していく過程がていねいに描かれ、やっぱり人間、フィットネスですな! 筋肉きたえねば! そうそう、余談ですがサラリーマンが運動するなら自転車通勤が最高ですよー! ていうか、堤真一も自転車通勤しておれば、不甲斐ないことにはならなかったろうに…ってそれはどうでもいいのですが、パク・スンシンを演じる岡田准一君も、なんかムカつく『東京タワー』とはうってかわった貧乏人を演じて好感持てる演技、堤真一との心の交流もグッときますし、「てへっ」と笑う堤真一いいじゃん! と、よいところは数々あれど、色々ひっかかるところ多数。