Movie Review 1999・8月16日(MON.)
踊る大走査線TheMovie
ヤマネ氏が『ロック、ストックなんたらかんたら』より面白いといっていたので早速見に行く。というのはウソ。本当は以前のロードショー公開で見たらめちゃくちゃおもしろかったので、約半年がかりでテレヴィシリーズの方をヴィデオで鑑賞、もう一回見たいと思っていたのだ。
映画版は、基本的にはテレヴィシリーズを見ているお客を第一の対象にしておりレギュラー登場人物の紹介は割愛されている。初見のときそれでも面白く見ることができたのだからたいしたものだと思う。脚本がよくできている。「湾岸署最悪の 3 日間」ということで、3 日間に猟奇殺人事件、要人誘拐事件、署内での窃盗事件が平行して起こり、それらが微妙に関わりあいつつ展開していく。いくつかの名作犯罪映画からの引用もありその一本についてはタイトルにも言及されるという敬意が払われていて、ボクのような映画通を気取るボンクラは思わずオッケー。
今回、人物設定も了解した上で見ると感動的なシーンも多々あり、結末を知っていてもついつい目頭が熱くなってしまいました。監督の本広克行という人の以前の作品『知子の場合』もめちゃくちゃおもしろかったので注目していたのだ。実は。
フジテレビ製作ということでバカにして見てない人もいるでしょうが、ってバカにしてもいいんだけど、「映画は会議室で作られているのぢゃない、現場で作られているんだ」ということでひとつよろしく。
祇園会館は木曜日は 1000 円均一。ジャッキー・チェンの『ラッシュアワー』と 2 本立てで 1 本あたり 500 円。「スターウォーズ エピソード 1 」が 1 本あたり 2000 円なのと比較すると対費用効果は絶大。
BABA Original: 1999-Aug-16;