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Text by 小川顕太郎
2006年06月08日(Thu)

ジグマー・ポルケ展
アート

 大阪国立国際美術館に「ジグマー・ポルケ展」を観に行く。前回、野々宮さんにアドバイスいただいた通り、今度はバスにて梅田駅から。「土佐堀一丁目」で降りれば、あ、ビルの隙間から見える! …で、アッといふ間に着いたのでした。

 ジグマー・ポルケはドイツのアーティスト。結構昔から活躍してゐる人みたいだが、日本では初めての個展、といふ事らしい。私も知りませんでした。とはいふものの、ドットで描かれた絵(特に豚の絵)などには微妙に見覚えがあるやうなないやうな…。

 ま、それはともかく、なかなか楽しい展覧会であつた。まづ、作品数が少ない。そして、絵が大きい。といふ事で、広々とした空間にでかい絵がバーン、バーン、と展示してあつて凄く気持ちいい。絵の方も、ポップで楽しいものが多い。抽象表現主義みたいな画面を暗く塗りつぶしたやうな絵もあつたけど、大きいし、この空間内ではそれさへポップにみえるのであつた。初期の作品から最近のものまで、一人のアーティストの遍歴が一望できて、よし! この名前覚えよう「ジグマー・ポルケ、ジグマー・ポルケ」と呟きながら帰つてきたのでした。

 しかし、時間とお金に余裕がなくて、パンフレット買へませんでした。一寸、欲しかつたかな。

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