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Text by 小川顕太郎
2006年04月18日(Tue)

立派なパンフレット
映画

 ババさん来店。なにやら大きい、ハードカバーのやうなものを読んでゐる。もしかしてそれは…『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のパンフレットですか?

「さうです。やつぱクローネンバーグは偉いわー」

 やはり。実を言ふと先日、サトウさん夫妻が来店して、この問題のパンフレットの話をしてくれたのであつた。パンフレットにしてはあまりに立派。値段も1000円する! ので、パンフレット売り場に並んだ人たちが、値段を売り場の人に言はれる度に「え!」といふ声をあげ、中には買はずに帰る人もゐたとか。確かに、パンフレット1000円は暴挙ですねェ。

「いや、でも、本編が大体10万円くらゐ払つても観る価値のあるものだつたから、ボクはオッケーです」

 なるほど。それは是非とも観なくては。

「ちなみにアン・リー監督の『ブロークバックマウンテン』も最高でしたよ。かな〜り、いい」

 アン・リー、かな〜り・いい、ですか。韻踏んでますね。うん、それも観たいんですが…。

「あと、やはりこれでせう! 『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』ヴィクター・ソーン著、副島隆彦訳!!! ババーン! とんでもなく面白い本です。お貸しします。はい」

 あ、ありがたうございます。…ワー、時間が足りない! 

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