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Text by 小川顕太郎
2006年03月17日(Fri)

ハッシー、また帰国
旅行

 ハッシー & YO!ちやん来店。ハッシーはN.Y.から帰国したばかりだ。先日はL.A.に行つたばかりなのに、今度はN.Y.。西へ東へと忙しいことですなァ。んで、どうだつたの、N.Y.は。

「靴を褒められました」

 またかいな! …ま、確かにハッシーの靴は格好いいけどな。それはともかく、どんな所に行つたの?

「えー、ハーレム、クイーンズ、ブルックリン…」

 またまた下町ばつかりやなー。危なくなかつたの?

「ブルックリンはやばかつたです。街中にサイレンの音がズーッと響いてゐて、売人がウヨウヨゐて、危ない奴が徘徊してました。」

 ううーむ。あ、これが写真ね。はいはい。…なんや、グラフティばつかりやなー。

「あ、そこ、“5POINTS”ッて言つて、ビルのオーナーがグラフティアーティストたちに、自由に絵を描かせてゐるんです。凄かつたですよ」

 なるほど。しかし、許可された所に書いてゐるやうでは、グラフティ本来の精神に悖るんぢやないか。うん。もちろん、ハッシーも描いてきたよな。

「いやー、描いてません」

 あかんやん、“www.cafeopal.com”ッて、大書してきてくれな。ついでに“cafeopalオリジナルTシャツ〈SPARKLE〉絶賛発売中! チェケラ! ”ッて、書いてきてくれたら、猶GOOD! だつたのに。

「キシシシシ!」

 今回はちやんと向かうの人と喋れたんかいな。

「ええ、フェラリズ〜…といふのを覚えたんで、道を訊きまくりました。で、その時は必ず、その場にゐる一番恐さうな人に訊きました。」

 なんで?

「だつて、女の人や老人とかに訊くと、“なんやあの日本人、ビビッてるやん”とか思はれるかもしれないぢやないですか。なめられたらあかん。いかつい奴と目が合つても、決して逸らさなかつたです!」

 偉い! さすが、日本で鍛へてゐるだけの事はある。伊達に京都でサグやつてるんぢやないよな。

「キシシシシ!」

 私はよーしません。

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