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Text by 小川顕太郎
2006年03月14日(Tue)

夏石番矢
俳句

 可能涼介との会話。

「最近、俳句の方はどう?」

 あー、まー、なんていふかー、ぼちぼち、といふかー、全然、といふかー。結局、方針が定まらないんだよね。

「どういふこと?」

 うーん、ま、私としては、新興俳句系といふか、高柳重信とか夏石番矢の系統の方がいいとは思ふし、そちらにこそ俳句の未来がある、と思つてゐるんだけど、いきなりあんなアバンギャルドな句を詠んでもねェ。で、とりあへず基本がみにつくまで、といふ事で、みんなで有季定型の句を詠んでゐるんだけど、なんか歯痒くてねー。別に趣味でやつてゐるんだから、好き勝手に無茶苦茶やればいいかな、とも思つたりして。

「なるほど。さういへば、夏石番矢を見たことあるよ」

 ヘェ、どこで?

「**で。中上健次の死後だけど、彼が中上の朗読会をやつたんだよ」

 ほう。で?

「夏石さん、感極まつて、途中で泣き出しちやつてさ。『兄貴!』とか言つて」

 むむむ、夏石番矢はゲイといふ噂があるけれど、まさか…。

「いや、あの二人の間に関係はなかつたと思ふよ、さすがに」

 さうか。あー、ビックリしたー。

Comments

投稿者 夏石番矢 : 2006年03月30日 08:15

いやあ、おもしろいフィクションありがとう。
事実にほとんど基づいていないのは、なぜでしょうか?
中上はゲイでしたが、私とは肉体関係はありません。
ゲイであろうが、なかろうが、作品を語ってくれたほうが、作者はありがたいです。私の関係するサイトは、下記の二つです。

世界俳句協会

吟遊

夏石番矢

投稿者 夏石番矢 : 2006年03月30日 08:19

夏石番矢より

おもしろいお話、感謝。
中上健次に、「お前、男とやったことはあるか?」と聞かれて、「ない」と答えると、中上健次がとても不機嫌になったのも、もう遠い思い出となりました。

また、お話を書き込んでください。

今年は、第11句集『右目の白夜』を、沖積舎から、出版します。ご支援よろしく。

夏石番矢

投稿者 夏石番矢 : 2006年03月30日 11:54

有季定型の句は、歯がゆいどころか、もうとっくに、死んでいます。自民党だって、もうとっくに死んでいるんですがね。

とくに角川書店という阿呆の目くらましを、まだ呑気な日本人は受けているだけです。いまだに山頭火を認めない馬鹿出版社なんて、地上から早く消えてほしいですね。

中上健次は「日本は阿呆編集者ばかり」と言っていましたが、そのとおりですね。本が売れないのは、編集者が馬鹿だからです。

俳句を私に送ってくれれば、助言はいつでもしますよ。
うだうだ言っているあいだに、貴兄の人生は終わってしまいます。

夏石番矢

投稿者 店主 : 2006年03月30日 15:49

夏石番矢さま

こんにちは。コメントどうもありがたうございます。
さうですか。ほとんど事実に基づいてゐませんか。私も友だちの話を鵜呑みにしてしまひました。もし、不快な想ひをされたのであれば、謝罪いたします。
ファン、といふか読者の中には、様々な噂に妄動されてゲスの勘ぐりをする輩が往々にしてゐますが、私もそんな一人なのでせう。どうも、その手の噂話に反応してしまつて・・・。すいません。
「右目の白夜」必ず購入いたします。

投稿者 夏石番矢 : 2006年03月30日 16:53

中上健次追悼の朗読を、いつどこで、私がやったんですか?
それについての確認を、必ず書き込んでください。
そういう記憶を持っている人は、もう認知症ではありませんか?

夏石番矢

投稿者 店主 : 2006年03月30日 17:32

この話をしてくれた友人の連絡先を私は持つてゐないので、次に来店した時に、詳しい事を尋ねてみます。
ただ、場所に関しては、日記の中では伏せましたが、覚えてゐるので、かういふ場合だし述べますと、「風花」といふ文壇バーで、といふ事でした。
時期に関しては、ちやんと聞いてませんでした。確か、その時は四方田犬彦さんも来られてゐて云々、といふ話は聞いたのですが。
なんにせよ、確認したら報告します。

投稿者 夏石番矢 : 2006年03月30日 19:27

私は、中上健次の追悼朗読に出席していません。呼ばれてもいません。
四方田氏と「風花」に行ったことはありますが、別の機会です。

あやふやなことで、暇つぶしをするのはやめてください。
「小人閑居して不善をなす」ですね。

夏石番矢


投稿者 夏石番矢 : 2006年03月31日 01:47

ちなみに中上は、ゲイというより、バイです。
晩年は、性質の悪い日本の女にひっかかっていました。
高いペルシャ絨毯をねだられたとか、のろけていました。
あまり、人のセクシュアリティーを、おもしろ半分で書き込んでいると、裁判を起こされますよ。あの永田議員の偽メール事件は、他人事ではありませんよ。

ノーベル文学賞も、中上健次があと3年生きていたら、大江健三郎ではなく、中上に行ったでしょう。

夏石番矢

投稿者 夏石番矢 : 2006年04月01日 02:54

店主殿

早く、謝罪文を書くか、店主を辞任してください。
ほんとうに、無責任な人ですね。

四方田といっしょだったのは、カミングアウトした歌人、石井辰彦だったのでは?
夏石と石井を、あなたの愚かなお客さんは、間違えたのでは?

夏石番矢

投稿者 夏石番矢 : 2006年04月01日 09:09

永田(前?)議員の弟(?)の店主殿

はやく報告とやらを書き込んでください。
たいして、言語力や思考力もないのに、歴史的仮名遣いを気取る連中に、ろくなのはいません。

また、あなたたちに、中上や夏石を語る資格などありません。ひまつぶしも、人に害を流さない配慮をできないカフェの店主とは、まことに不思議な存在ですね。

明治大学教授より

投稿者 店主 : 2006年04月01日 18:20

夏石番矢さま

いま、やつと友人と連絡がとれました。友人に尋ねると「え、あれ、夏石さんぢやなかつたの!」と絶句してゐました。つまり、私の友人の完全な勘違ひだつたといふ訳です。夏石さんの言ふ通り、私の友人は“認知症”なのかもしれません。と、いふか、本人も「オレは認知症だ」と認めてをりましたが。
とにかく、これで私の日記の中で友人(可能涼介)の語つた夏石さんに関する逸話は、完全なる勘違ひに基づく間違ひ、といふ事がハッキリしました。その事をここに明記し、この間違ひによつて多大なる不快感を被られた夏石さんに、改めて謝りたいと思ひます。誠に申し訳ありませんでした。

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