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Text by 小川顕太郎
2005年12月28日(Wed)

抜歯
etc

 ハッサクさん来店。明日、帰郷するといふ。ハッサクさんは毎年1月1日に映画を観ることにしてゐるさうだが、今年は「カンフーハッスル」で幕を開けたさうだ。それは素晴らしい幕開けでしたねー、で、来年は何を? と問へば、「まだ決めてないんですけど。『キングコング』かな」と言ふので、「やつぱ『ロード・オブ・ウォー』ぢやないですか」と言つておいた。ま、どちらでも良いのだけれど、1月1日に映画を観るといふのはなかなかオツな習慣だ。一年の幕開けを映画館で飾る、と。どこから思ひついたんですか?

「え、いや、一日は映画の日だし」

 あ、さうか。

 ショーヘイくんが歯を抜いた。毎年この時期になると奥歯がシクシクと痛んで、ある時などマンガに出てくる人のやうにホッペタが真ッ赤に膨れあがつてゐたので、とうとう今年は一年発起、またぞろ痛くなつてきたのを機会に、思ひ切つて抜くことにしたのださうだ。が、にしても、とにかく「痛かつた!!!!!!」のださうだ。今までの全生涯で“痛かつた事ベスト10”を選ぶとしたら、ダントツでナンバー1、の超絶級の痛さだつたさうなのである。まづ、たぶん麻酔注射も相当痛いからといふ理由からだらうけど、麻酔なしで歯を穿られてゐたやうなのだが、ちつとも抜けなくて痛いばかり、仕方なく麻酔注射を打つたらやつぱり痛い! 痛い! 痛い! 全身が震へ「こ、これは…」と思つてゐるところに最後の仕上げ、麻酔を打つたもののあまり効かず、やはり猛烈に痛い中、抜歯の作業は続けられ、もうダメだ…と、スウッと意識が遠のきかけたところで、なんだか脳内にものすご〜く気持ちの良い物質がトロリと溢れだし、恍惚としかけた所で、歯は抜けてゐたさうである。

「拷問ッて、こんなんなんかなァ、と思ひました」

 年末に拷問の疑似体験をしたショーヘイくんでした。

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