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Text by 小川顕太郎
2005年09月22日(Thu)

FPM10
音楽

 本日はFPM10である。これはFPM=ファンタステック・プラスチック・マシーンこと田中知之さんのデビュー10周年記念イベントで、メトロ・ラブトライブ・ワールドの3会場を使ひ、何十人にも及ぶ多彩なゲストを招き、30店舗に渡るサテライトショップを展開して、オールナイトで騒ぎまくらう! といふもの。会場間の移動にはシャトルバスまで出るとのこと。うーむ、凄い。

 チケットは前売りで5500円といふなかなかの高額なのだが、それでも800枚以上は売れたといふ。後から入つて来た情報によると、当日券も400枚以上は売れたとの事なので、これはかなりのお祭りとなつたやうである。むろん、このお祭りの最大のポイントは、田中さん+マツヤマさんによるSOUND IMPOSSIBLEの復活である! ドドーン! この伝説のユニットこそ、現在のFPMの原点なのだ。そして、マツヤマさんによると、マツヤマさんがゐたからこそ、今の田中さんがあるのである(注記・いふまでもなく、これはシャレですよ)。これを放つておく訳にはいかない。ちやうど木曜日でオパールも休みな事だし、メトロに駆けつけてこの伝説の復活を目の当たりに…とも思つたのだが、思ひ直して店を開けることにした。オパールはサテライトショップではなかつたのだが、マツヤマさんとの縁も深いことだし、非公認のサテライトショップとして、勝手にこの祭に参加することにしたのである。

 さて、マツヤマさんの出番は23時。24時頃から、この伝説を目撃した人々が続々とオパールにやつてきた。ナエムラさんやハッシー、YO!ちやん、テラリーなど。どうでしたか? 

「いや、凄い人でした。もう、全然動けない。酸欠状態」

 マツヤマさんはちやんとDJしてました? フクイくんによると、DJする振りだけでやらない、オレはチャゲに徹する、と本人は言つてゐたさうですが.。

「ちやんとやつてましたよ。相当緊張してゐたやうですが、かなり良かつたです。ま、客は誰も踊つてゐませんでしたが」

 なるほど。それ(客を踊らせない)はマツヤマさんの必殺技ですね。

「んー、まァ、それもあるんですけど、客も悪いんですよ。今の客は、どこのイベントでも言つてゐますが、打ち込みぢやないと踊らないんです。踊られない、といふ感じかな。田中さんも最初は生音をかけてゐたんですが、もう全然客のノリが悪い。で、途中で『おまえら、どうせこんなんが聞きたいんやろー!』とハウスに切り替へた途端に、客が爆発。凄く盛り上がつてゐました。」

 なんですか、それは! 要するに、今の人たちは踊れないんですね。

「胸の当たりにドン! ドン! と来る中低音に踊らされないと、ダメみたいですよ」

 うーん、自ら踊れない客ばかりぢや、クラブの明日は暗いですねェ。

「あ! それから、ニルヴァーナで客が熱狂的に盛り上がつてゐたんです。もう、狂つたみたいに。あれは…さすがにひきますねー。」

 ええー!!! …確かに。私も別にニルヴァーナは嫌いぢやないですけど、それで盛り上がるのは一寸…世代の違ひですかね。…でも、要するにSOUND IMPOSSIBLEはなかなかに盛り上がつた、といふ事ですね。ま、本日の主役な訳だし、当然でせうが。

「いや、その後のケツメイシの方が盛り上がつてゐましたよ」

 な、なんぢやそりゃ! 

 ちなみに、ババさんによると「本日のベストDJはマツヤマさんとレイハラカミです! 二人とも凄く格好良すぎて、客が戸惑つてゐる様子が最高でした!」との事です。みなさん、おつかれさまでしたー。

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