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Text by 小川顕太郎
2005年08月06日(Sat)

フィットネス談義
フィットネス

 コータローくん来店。ヤマネくんは自宅で自重運動派、といふ話であつたが、コータローくんはジム派である。そこで、コータローくんにその理由をきいてみた。

「やつぱりねー、自重運動(自分の体重を負荷として行ふ運動)は難しいんですよ。フォームが相当正しくないと、身体を痛めちやうんですよねー。正しく腕立て(プッシュアップ)をしないと手首を痛めるし、正しく腹筋運動(シットアップ)をしないと腰を痛める。スクワットも、正しくやらないと膝を痛めます。はつきり言つて、素人には難しいんです。その点、ジムのマシーンはガチッと正しい姿勢が固定されるやうになつてゐるから、余計な部分を痛めなくてすむんです。また、効率的に鍛へる事ができます。それに、自重運動だと自分の体重以上の負荷はかけられないぢやないですか。限界があるんです。だからある程度筋肉がついてくると、回数を増やして負荷をかけやうとするんです。これで、また身体を痛めます。ジムに行つて指導員につくのが一番ですよ」

 なるほど。しかし、もちろん自重運動がオススメできない、といふ事ではない。自重運動には、何と言つても自宅で手軽にできる、といふ最大の利点がある。ジムに行くことができない人はもちろん、私のやうに週に2回行くのがやつとの人にとつても、自重運動は強力な味方だ。うまく自重運動を取り入れる事によつて、ジムの回数不足を補ふことができる。そこで、コータローくんに、身体をなるべく痛めない、比較的簡単な自重運動はないかと尋ねてみた。

「もちろん、あります! たとへば腹筋。仰向けに寝ころんで足を曲げて上半身を起こす、いはゆるシットアップが一般的ですが、あれは腰を痛めます。大体、腹筋が弱い人がシットアップをやると、背筋と首の力で上半身を起こすことになるから、腰や背中を痛めるんです。腹筋の弱い人はシットアップをやつちゃダメです。オススメはクランチです! 仰向けに寝て足を床と90度にあげ、さらに膝も90度曲げます。そして足首を組んで、手は頭に軽く添へるくらゐ、で、腹筋に力を込めて上半身を持ち上げます。肩胛骨が床から離れるくらゐまで上げたら、戻します。これを繰り返すんです! また、同じ姿勢から足をグーッと伸ばしていき、床に着きさうになつたら戻す、といふ動作の繰り返しもいいです。これは腹筋の下部を鍛へます!」

 うーん、フィットネスは面白い。

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