京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 1999・9月29日(WED.)

ナイトカフェ化

 もともとオパールは自分達が夜遅くに、映画の帰りやクラブに遊びにいく前に、行けるイカしたカフェがないので、自分達で作ってしまえといって作った面があるので、営業時間は遅めなのだが、最近とみにナイトカフェ化が進んでいるように思える。つまりそれは早い時間に客が来ないという事なのだが。

 今日も早いうちはま〜たっりとした時間がオパール中を漂っていた。ヒロキくんとともに、9 月最後の日なのにこのザマでは、と嘆きあっていた。それがヒロキくんが帰ったあたりから、ひっきりなしにお客さんが来店し、なんかしらんが慌ただしくなった。ババさんが来ようが、イワキリさんが来ようが、タケダくんが来ようが、ほとんど相手できず。といってもババさんとイワキリさんは二人でノートブックパソコンを並べて私に理解不可能の言葉を喋っていたし、タケダくんは生田耕作の『ダンディズム』を読んでいたので、私の出る幕などなかったのだが。

 聞くところによると、東京では警察によるクラブ潰しが熾烈になってきているようだ。つまり、風営法では夜の 12 時を過ぎると音楽を鳴らして踊ることは出来ない。だから今やディスコはみな夜の 12 時でクローズする。そこをクラブは「深夜喫茶」として届け出て、表面上は喫茶店として営業し、警察の目をかいくぐってダンスする、というわけだ。もちろん警察もそんなことは百も承知で黙認の形をとっていたのだが、それがここにきてクラブ潰しの方向に向かっているらしいのだ。なんだか知らないが、息苦しい世の中が迫ってきているようでヤな感じ。私がしつこく述べている国民総背番号制とかね。

 京都は地方都市なので、この動きは伝わるにしても少しタイムラグがあるだろう。それまでにしっかり戦闘準備を整えなくては。具体的にはどうするか。まず、ナイトライフを確立するためにオパールを拠点に据えてみるというのはどうだろうか。どんなにしんどくても一日一回はオパールに来て、コーヒーなどを飲みながら自覚を深める。一杯で自覚が深まらなければ、さらにもう一杯。たまにはドクターイーブルに 1000000 ドルを払ってみる。あっ石を投げないで下さい。

小川顕太郎 Original:2000-Sep-31;