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 Diary 1999・11月12日(FRI.)

ポリー・マグー

 みなみ会館に『ポリー・マグー お前は誰だ?』を観に行く。期待にたがわぬ素晴らしい映画だったが、観客が全然いなくて寂しい。なんでかなあ。ババさんが言っていたように、モンティパイソンとかなり共通したユーモアセンスを感じる。ていうかまんまそのまま? 60 年代後半といえば真の意味での革命、ウォーラーステインなんかによるとフランス革命に匹敵する革命、が行われた時期なので、あの頃の全てを破壊しつくし刷新していく感覚をたっぷり含んだ映画は、今みてもホント素晴らしい。我々にとっての「自由」というものの本質がそこにはある。

 店でヤマネくんに、ヤマネくんをネタにし過ぎ! と怒られる。おかげでヤマネくんは友達から、もうお前が何をして何を喋っているか(日記をみれば)分かるので会う必要はない、と言われたそうだ。う〜ん、それはちょっと違うぞヤマネくんの友達。ヤマネくんはすでにこの日記の中で完全にキャラクターとして確立されている、つまり別人格になっているので、日記に登場するヤマネくんは、現実に存在するヤマネくんとは言ってることもやってる事も違う。ヤマネくん程じゃないにしても他の人も同様なので、みなさんそこらへん分かっておいて下さい。何度もいうが、テレビや新聞、雑誌、本、インターネットなどのメディアを盲信してはいけませんぜ。もちろん人間だってメディアなので、人のいうことも軽々しく盲信しない事。世の中は巨大な伝言ゲームみたいなものなんですから。あらまあ、なんて教育的。

 ベッチが、今日は大阪のバナナホールにて全国のドラーグクイーンが集まるイベントがあると言って、大阪に出かける。またオールナイトで踊り狂うのですか。頑張れベッチ! あまり周りに影響されずに、ちゃんとステップを踏むんだぜ。

 ババさんと「糞パンフ追放キャンペーン」の今後について相談する。松山さんから数々の有益な指摘を貰ったので、単なる悪ふざけであった我々のキャンペーンも、かなりちゃんとしたものになりそうだ。我々の名称も「糞パンフ追放キャンペーン委員会」という下品でネガティブなものから、「よりよい映画パンフレットを求める若い根っこの会」というポジティブなもの変更することにし、毎日ゴミを拾ったり、お年寄りに席をゆずったりと、社会に役立つ行動を起こす事にした。お父さんお母さんを大切にしよう! 一日一善!!

小川顕太郎 Original:2000-Nov-14;