WEBサイト効果
来月にミナミのアメリカ村に「アンダーラウンジ」という大バコクラブがオープンするらしく、それのオープニングパーティーの招待券を、多分関係者であろう人が持ってきてくれる。「2000 年というミレニアムを目前に、20 世紀の価値体系やルールが崩壊していく中で、今世紀中に次の方向性を示唆するプロジェクトの楔を打ち立てておこうという試みです。」という事らしいが、招待券に同封されたパンフレットには相当恥ずかしい言葉が連ねられており、あんまり恥ずかしくてこれ以上ここに書き写せない。
田中知之も恥知らずな文章を寄せているが、こんな事かいて責任とれるのか! めちゃ金がかかっていそうな事と、服装チェックがあるらしい事から、おっ『54』ですか、と期待させるが、招待券を持ってきてくれた人がキムタク風とあっては、頭を抱えざるを得ない。あたたたた。
オイシン再び登場。今回は妹にたかるのではなく、自前だ。オイシンは本当はデザイナー志望なのに、現在は違う仕事ばかりがまわってき、明日も 500 台のコンピューターにひたすらソフトをインストールしに行くらしい。「きついっすよ−むなしいっすよー自給は 1500 円ですけどね」とオイシン。頑張れオイシン! 君はまだ若い。もっとオパールにガンガン通ってセンスを磨け。なんつーてもうちは「アートな」カフェらしいですからねえ。パットディテクティブやエキスポなど若いクリエイター達もゴロゴロ集ってる事だし。稼いだお金を全部つぎこんで 3 年程もオパールに通えば、例え職は得られなくても悟りぐらいは得られるぞ。
ちょうどその場には、最近 BBS によく書き込んでくれる「ソバ」さんも来ていたので、オイシンに紹介する。「ああ、あなたがオイシン…」「きみがソバ…」と言って、二人とも「恥ずかしい〜!!」と身悶えする。ネット上でしか知らなかった人と現実に会うのは恥ずかしいことだろう。特にペンネームというのは間抜けだし。しかし一番恥ずかしいのはオパールのスタッフである我々なのだよ。もうほんと仕事がなければどっかに行ってしまいたい。
実をいえばこれもまた BBS に書き込んでくれている「キユ」さんも来店してくれていたのだが、時間差でこの「恥ずかしい地獄」に巻き込まれないですんだ。あなたはラッキーです、キユさん。しかしこれだけサイトをみて来てくれるお客さんがいると、もしかしてサイトにも効果があるのかもと思ってしまう。ただ厄介事が増えているだけという気がしないでもないが。
ミツギちゃんが真っ黒になってやってき、ベッチが真っ白になってやって来る。ミツギちゃんには皮膚癌の、ベッチには急性アルコール中毒の危険がある。二人とも体には気を付けて。
小川顕太郎 Original:2000-Aug-29;