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 Diary 2005年6月10日(Fri.)

帰ってまゐりました

「おはやうございます」香港帰りのユキエさんが言つた。今日からまた、仕事だ! 仕事! リゾート気分は吹ッ飛ばすよー。て、いふか、我々はそれぞれ社員研修に行つてきたのであつた。で、ユキエさん、香港はどうでした?

「うーん、街中ワダくんみたいな人とPOWERくんみたいな人で溢れてゐました」

 さうか、二人とも香港人だつたんだね。などと言つてゐたら、噂のPOWERくん来店。

「やつて来ましたよ! 約束通り、チョコレートケーキを食べに!!」

 お! ナイスだな、POWERくん。そんなPOWERくんにはチョコレートケーキだけぢやなく、賭博と娼婦の街、夜のマカオを大推薦します。

「えー、ボクは賭け事にも売春にも興味はありません! …で、ショウヘイさん、愛知万博のオススメ度は?」

「うーん、行かん方がいいんとちやう」

「ガク! 楽しみにしてゐるのに…」

 とにかく、これはアジアの国々全般に言へる事らしいが、とりあへず冷房かけすぎ! もう、マカオも寒い、寒い! 冷蔵庫の中か! ッて言ふくらゐ、部屋の中を冷やしてゐる。特にホテルはサービスのつもりかもしれないけれど、異常です。最初の日に、我々が外に出て帰つてくると、部屋の中で誰かが大声で喋つてゐる。あれ? 部屋間違へたかな? いや、確かにここだよな。ううむ、誰や? こんな大声で喚いてゐるのは、と、私とトモコは顔を見合はせ、ええい、ままよ、とばかりに思ひ切つて部屋のドアを開けると、ゴー!!! と冷気が我々を襲ひ、中は光りの洪水。そして、部屋の真ん中では、テレビがフルボリュームでつけッぱなしになつてゐたのであつた。これは、掃除の人が忘れていつた訳ではないやうで、毎日、テレビはフルボリュームでついてゐた。つまりは、サービス。いや、そんなサービス、要らんし。ついでながら記しておくと、マカオは周りの海をドンドン埋め立ててゐて、もう海は真ッ茶色。何を考へてゐるんだか中国政府。環境破壊、いけいけドンドン! てな感じなのでした。

小川顕太郎 Original: 2005-Jun-15;