Diary 2005年8月20日(Sat.)
陀羅尼助
カツヤマ来店。神戸に遊びに行つてきた、といふ。神戸か。もう長いこと行つてないなァ。で、どうだつた?
「なんか、をばちやんが凄いんですよ。大阪だと、をばちやんはいはゆる“をばちやん!”て、いふ格好をしてゐるぢやないですか。それが、神戸だと娘と同じ格好をしてゐるんですよ! 娘と同じバックを持つて。なんか、気持ち悪いなー、と思つて」
あー、確かに、さういふ母娘ゐるなァ。でも、それッて、神戸の特徴なのかな? よく分からん。
ババさん来店。
「『あへこは(あへて恐い映画を観る会)』にオススメの映画がありましたよ。『ノロイ』です! 是非観に行つて下さい!」
えー、今年はもう『JUON』を観たからいいですよー。
「いや、そんなに恐くないですから」
それなら、別に「あへこは」で観なくてもいいぢやないですか。
「いいや! やつぱ、凄く恐いかも! …とにかく観てほしい! 面白いですよ!!」
分かりました。他の会員(ヤマネくん)と話し合つてみます。…
先日ショウヘイくんは大峰山に行つてきたのだが、そこでお土産に「陀羅尼助」と「陀羅尼助羊羹」を買つてきてくれた。「陀羅尼助」とは昔からある胃腸薬で、私は飲んだことがないので分からないのだが、凄ーく苦いのださうだ。筆致に尽くしがたい苦さで、とても飲めたものではない、といふが、そこは“良薬口に苦し”で、多分よく効くのだらう。自衛隊員も、海外に行く時は携帯してゐるといふ。ま、それは良い。問題は「陀羅尼助羊羹」の方だ。どのやうな味をしてゐるのか。さぞかし苦いのではないだらうか? と、いふ事で、カツヤマとテラリーに食べさせてみた。すると…。
「これは…普通の羊羹です!」
なるほど。
私も大峰山に登つてみたいもんだ。
小川顕太郎 Original: 2005-Aug-24;