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 Diary 2005年4月13日(Wed.)

オルメカヘッド

 京都はオルメカテキーラの消費量が国内2位、ひとり当たりの消費量では1位らしい。それ故にか、メキシコからオルメカヘッドなるブツが、聞くところによると日本では京都にのみ、届けられた。これはオルメカテキーラのマークにもなつてゐる、メキシコオルメカ地方にある謎の石像の模型である。石像と言つても、もともと頭部のみしかなく、現地にまで行つて見てきたショウヘイくんの話によると、成人男性でもとても一抱へできないほどの大きさだといふ。それが、ゴロゴロと転がつてをりなかなかの壮観らしいのだが、とにかくそんなものは是非とも手に入れたいのが我々の心情だ。入手方法は、オルメカテキーラ3本を一括購入すること。ただし先着順で、数は限られてゐるらしい。しかし、こんなもの欲しがる人が、我々以外にそんなにゐるものなのか。購入先の酒屋さんに尋ねてみる。

「いや、みなさん欲しがつてゐますよ。電話が繋がらないかもしれない」

 マジ? …といふ事で、私は昨日、申し込み時間キッチリを狙ひ、遅れることわずか2秒で電話を繋げたのであつた。すぐに電話が繋がつた瞬間、あァ、これがデスチャのコンサートチケットだつたら、と心の底から思つたものである。

 で、本日オルメカヘッドは届けられた。酒屋さんが嬉しさうにやつて来て、「いやー、オパールさん、一番でしたよ」と言つたので、やはり我々以外は誰も注文してゐないんぢやないか? といふ疑ひが頭を過ぎつたのだけれど、まァ、よい。ブツは木の箱に入れられて釘付けされてをり、側面には「FRAGILE」と書かれてゐる。大袈裟な、と思はないでもないが、出てきたヘッドは、我々の期待を上回つて素晴らしいものであつた。酒棚に設置すると、辺りを睥睨するその偉容はなかなかのものである。一見の価値あり、だ。

 みなさんも是非見に来て下さい。

小川顕太郎 Original: 2005-Apr-17;