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 Diary 2004・9月5日(Sun.)

地震

 オイシン来店。「映画『LOVERS』、ダメでした! 『HERO』はあんなに面白かつたのに…」と言ふ。

 うむ、オイシンがさう言ふなら、かなり面白いのだらう、多分。是非、観てみたいものだ。

 コミヤくん & カラク来店。と言つても私と入れ違ひ。今はコミヤくんは東京に、カラクは大阪に住んでゐるさうだが、また来てください。イノシシに追ひかけられた話、などを又してください。

 昨日に引き続き、K DUB SHINE の「世界遺産」を聴いてゐたのだが、なかなかに素晴らしい。昨日あげた「セイブザチルドレン」は別格としても、女性応援歌の「マキシマムリスペクト」、コギャルに説教する「禁じられた遊び」、日本賛歌の「日出ずる処」、など、出色のリリックを持つた曲が目白押しである。私が思ふに、いはゆる社会派、と言はれるものの出来がいいやうに思ふ。と、いふか、このやうなテーマを歌ふには、ラップといふスタイルは案外適してゐるのかもしれない。かういふテーマはなかなか歌にするのが難しく、生真面目にストレートに取り組むと、生々しくて気恥ずかしいものになりがちだし、少し斜に構へたり小細工を弄したりすると、力を失ひがちである。が、ラップといふのは、不自然なまでに韻を踏むものなので、生真面目にストレートに取り組んでも、そこにスタイルによる洗練が自然と加はり、生々しさが消へ、力は失はれないのだ。とはいへ、やはり詩(リリック)の力は書く人の力量による訳で、K DUB SHINE の力量がそれなりのものだからこそ、これだけの詩が出来てゐるのだらう。ただ、もう少しフロウが何とかなればなァ。いや、決してイヤなフロウぢやないんだけれど…。

 本日は地震が 2 回もあつた。どちらも結構大きく、時間も長かつた。オパールは 6 階なのでかなり揺れました。

小川顕太郎 Original: 2004-Sep-7;