Diary 2004・10月16日（Sat.）
Listen
タカハシくん来店。最近、店が始まる前になると、猛烈な腹痛に襲はれるさうだ。周りのみんなからは「ストレスぢやないか？」と言はれてゐるさうだが、本人は、ストレスは感じてゐない、と主張する。しかし、話を聞いてゐると、仕事上の様々な不満や憤りが出てくるので、私も多分ストレスなのだと思ふ。ただ、タカハシくん自身、ストレスとはどういふものなのか、が分かつてゐないのだらう。それで食ひ違ひが起こつてゐるのだ。まァ、私も「ストレス」なんて一体何がなんだかよく分かりませんが。
最近のヘビロテは TQ の新譜『Listen』 。これはファーストに並ぶくらゐの傑作だと思ふ。TQ は、完全にヒップホップ文化圏にゐるシンガーだ。なんといふか、彼の歌は、R & B よりもヒップホップなものを多く感じさせるのである。うまく言へないけれど、もしかしたら R & B やソウルミュージックのファンの人たちに言はせると、薄い・下手な・どこがいいのか分からないシンガー、といふ事になるのかもしれない。しかし、ヒップホップ的な感性で聴くと、これがもう、たまらないのである。新しいタイプの、ヒップホップ以降のソウルシンガー、といふ事になると思ふ。同様のシンガーとしては、ネイト・ドッグやモンテル・ジョーダンが含まれるだらう。彼らは全員好きだ。といふより、支持してゐる、と言つた方がよいか。だから昨年末に出たモンテル・ジョーダンの新譜がイマイチだつた時は、かなり落胆した。贔屓にしてゐたチームが負けたやうに感じたのだ。で、今回の TQ 。かなり久しぶりの作品だつたので、一寸心配だつたのだけれど、結果は予想を上回る素晴らしいもの。勝つた！ と思はず叫んでしまひました。
オススメです。
小川顕太郎 Original: 2004-Jan-18;| Amazon.co.jp で 関連商品を探す |
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