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 Diary 2004・7月20日(TUE.)

クマ

 タカハシくん来店。みなみ会館にて、市川雷蔵映画祭を観てきたといふ。観た映画は『忠直卿行状記』(森一生監督・1960)と『濡れ髪牡丹』(田中徳三監督・1961)の 2 本。観客は大半が年輩の人たちで、映画の随所で笑ひ声を上げたり手を打つたりし、映画が終はるとみんなで拍手喝采、といふノリに、最初はタカハシくんも戸惑つたらしいのだが、最後にはみんなと一緒に拍手を送つたさうだ。「凄く楽しかつたです」とのこと。うむ、やはり、いい映画を観た後には拍手、といふのは基本だよなァ。

 マツヤマさん来店。昨日北海道に行き、本日帰つてきたのだ。お疲れさまです。「はい、これはイヤゲモノです」と言つて、マツヤマさんは木彫りのクマ、あの口に鮭を銜へてゐるクマをくれる。とはいへ、これはアノよくあるやつとは違ひ、サイズが小さい!小さいと妙にかはいい。と、いふ訳で、オパールのカウンターの上に鎮座することになつた。ありがたうございます。

 さういへば来週、7 月 28 日(水曜日)〜 8 月 1 日(日曜日)まで、京都文化博物館にて「第 23 回 六轡会篆刻作品展」が行はれます。これは私の篆刻の師である小朴圃先生と、先生の仲間である井谷五雲先生、真鍋井蛙先生の三人による篆刻展です。会場は 5 階ですが、フラリと寄ることが可能ですので、興味のある方は是非お立ち寄り下さい。この六轡会篆刻展、篆刻家の間でももちろん注目度の高い展示会なのですが、全く篆刻のことが分からない素人の人にも、「ああ、面白いかも」と思はせる楽しいものと、毎年なつてゐます。私も仕事前に行きます。みなさんも、篆刻展の後にはオパールへ。

小川顕太郎 Original: 2004-Jul-22;