京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > Diary > 04 > 0227
 Diary 2004・2月27日(FRI.)

喋りたい!

 ハシモトくん & マツイさん来店。ハシモトくんは何度も何度も何度も何度も同じ話をすることで有名だが、最初の頃こそみんな我慢して同じ話を聞き続けてゐたものの、最近は慣れたのか堪忍袋の緒が切れたのか、「その話はもう聞いたッて」「あ、またー」などと軽くいなすやうになつてきた。しかしそれにしてもなぜ、ハシモトくんはここまで同じ話を繰り返すのであらうか。直接、本人に尋ねてみる。

「いやー、もう、喋りたい! といふ気持ちが強すぎて、喋つてゐる時は自分でも何を喋つてゐるのか分からないんですよ!」

 なるほど。確かに、喋りたい! といふ気持ちだけで喋る内容がない、といふ場合も多々見掛ける。「あ! ああー! あれ、あれ、あー、何か言ふはずだつたんですが、今、忘れてしまいました! ああー、何だつたかなー!」と言ふセリフが、ハシモトくんの会話には必ず何度か挟まるのだけれど、これも喋りたい気持ちと内容が釣り合つてゐないのだらう。喋りたいといふ気持ちが強すぎて、同じ質問を何度も繰り返す。答へてゐて虚しい。とはいへ、何故そこまで喋りたい! といふ気持ちが強いのか、は依然謎ではあるが。

 テラダさん & アサノさん来店。空手などの練習中に肋骨が折れる、といふ話をしてゐると、テラダさんが「肋骨は折れても強くなるだけだし、呼吸さへ気をつけたら、別に日常生活に差し支へはないよ」と言つた。テラダさんは子供のころ、お父さんと喧嘩をしたらよく肋骨を折られてゐたのだといふ。テラダさんによると、骨といふのは折れたらその部分が関節のやうに盛り上がり、強くなるのださうだ。「今でも、レントゲン写真とか撮られたら、医者に『な、なんですか、これは』と驚かれるよ」。うーむ、凄さうだ。

 ベッチ閉店後に来店。大阪から電車に乗つたら、寝過ごして大津まで行つてしまつたのだといふ。もう電車がなかつたので、仕方なくタクシーで帰つてきたのださうだ。大津から京都まで 30 分くらゐ。案外近いものだ。ベッチは酔つてゐて眠さうでした。

 昨日から冷え込んできてゐます。

小川顕太郎 Original: 2004-Feb-29;