Diary 2003・9月22日(MON.)
給食崩壊
アキラ 28 来店。「教員になつた友人から聞いたんですけど、最近の小学生はホントに狂つてゐるらしいんですよ」と言ふ。なんでも学級崩壊、といふか、給食崩壊までしてゐるらしく、給食崩壊とは何ぞや? と尋ねれば、子供が自分の嫌いなものを教室の壁に投げつけることで、何人もの子供がそれをやるので、給食の時間は大変なことになつてゐるのださうだ。うーむ。
タカハシくん来店。『坊つちやん』を読了したといふので、感想をきいてみる。「えーと、坊つちやんは就職して一月で先生を辞めるんですけど、そんなたつた一月で仕事を辞めるのはどうかなー、と思ひました。もつと我慢すべきぢやないかな? 分からん」。うーむ。
ところでそのタカハシくんだが、ベースの音が聞こへてゐない、といふ事が判明した。オイシンの時と同じだ。あまり音楽に馴染みのない人は、ボーカルとせいぜいギターの音しか聞こへてゐない。曲を聴きながら、「ほらほらこれ、ドゥッドゥッドゥルトゥー」と示しても、良く分からないやうで、さすがに他の楽器の演奏が止みベースだけになれば分かるやうだが、また一斉に他の楽器の演奏が始まれば、聞こへなくなるやうだ。「ベースの音つて、弱いですね」とタカハシくんは言ふが、弱いのはタカハシくんの耳の方だ! 他の人には聞こへてゐるんだつて。この調子で、音楽を聴いても少ししか聞こへず、映画を観ても多くのものを観ず、小説を読んでもほとんど曲解してゐるのだらう。まァ、仕方ない。これからの修行いかんです。
明日は祝日なのに、お客さんが少なかつたなァ。ガクリ。
小川顕太郎 Original:2003-Sep-24;