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 Diary 2003・3月17日(MON.)

アメリカはイラクに
侵攻するのかな?

 ここ 1 週間ほど、なんとなく外国人のお客さんが多いやうな気がする。ほぼ毎日のやうに、何組か外国人のお客さんがやつてくるのだが、国籍も様々のやうだ。何故だらう? と考へてみて、これはもしかして京都を主会場として行はれてゐる「第 3 回世界水フォーラム」が原因ではないか、と思ひ当たつた。「世界水フォーラム」とはなんぢやらほい? と、いまひとつよく分からないのだが、まあ、様々な水問題について話しあふのだらう。「水と安全は無料」と盲信してゐる日本人を覚醒させ、「水と安全」を得るためにはそれなりにコストと努力が必要、といふ事実を納得させる。つまり、これからの日本の国防、核武装についての具体的な道が探られる、といふのならいいんだけど、絶対に違ふだらうな。でも、もし日本が核武装してゐたら、アメリカの今回の無茶なイラク侵攻に対して、ここまで ヘコヘコ追従することもなかつたと思ふのだけれど。まあ、属国は辛いわね。

 さういへば一昨日、アメリカのイラク侵攻に反対するデモ行進「ピースウォーク」が行はれたのだけれど、その人たちもオパールに寄つてランチを食べてくれたやうだ。何故、「ピースウォーク」の人たちと分かつたのか? それはプラカードを持つてゐたから。分かりやすいですね。

「世界水フォーラム」でも「ピースウォーク」でもいいけど、このやうな催しが京都であり、世界中・日本中から京都に人が集まつて、結果としてオパールにお客さんが来ればいいなあ、と、深刻な大問題を前にして、利己的な思ひに浸つたりして。もちろん、私は水商売に従事する者だから「水」の大切さは重々承知してゐるつもりだし、死の商人ぢやないんだから、戦争より平和を望みます。といふことで、ピース。

小川顕太郎 Original:2003-Mar-19;