Diary 2003・2月10日(MON.)
道路は危険
ベッチ来店。なんとベッチは昨日、オパールからの帰りに自転車に乗つてゐたら、二人乗りの自転車と衝突したらしい。その時にカバンの中に入つてゐたモバイルを見せてくれたのだが、ひび割れてをり、結構激しくぶつかつたのだな、と感じさせた。怪我もしたやうだ。
「なんだか口の中が、まだ痺れてゐるんです」
ええ! それは、やばいのでは。
「でも、風邪のせゐかもしれない」
さ、さうですか。
「ベッチ、それは警察に届けなかつたの?」とババさんが言ふ。
「うん…、でも、ちやうどその時に、パトカーがすぐ側を通つたけど、別にそのまま行つちやつた」
「むむむ、自転車は車両扱ひだから、自動車事故と同じ扱ひになつて、ほんとは警察に届けなければならないんだよ。でも、警察の人間が、案外このことを知らない。困つたもんだ」
「でも…、相手と自分のどちらが悪いか分からなかつたし…」
「相手は二人乗りだつたんでせう? それなら、相手が悪いよ」
「さうか! くそう、しまつた!」
確かに、道路は危険です。みんな自転車で結構怪我をしてゐます。ババさんも時々怪我をして、サポーターを巻いたりしてゐるし、ハッサクさんも時々怪我をして病院に運ばれたりしてゐます。私もトモコも、持つてゐないもんで自転車には乗りませんが、トモコは最近、ヘッドフォンでヒップホップをガンガン聴きながら道を歩いてゐるので、危なつかしくて仕方がありません。本人は「歩くローライダー」とか言つて、調子に乗つてゐますが、危険ですよ、聴覚が塞がれてゐるのは。私は恐くてよーしません。
気をつけませう。
小川顕太郎 Original: 2003;