Diary 2003・12月8日(MON.)
ホットカーペット
本格的に寒くなつてきた。今我々の住んでゐるところは鉄の箱なので、夏はオーブンに、冬は冷凍庫と化す。前に住んでゐたのがマンションだつたので、冬などは何もしなくても、部屋のなかはそこそこ暖かかつたものだが、今は「外にゐる方がマシではないか?」と疑問を抱くことも多い。外から帰つてきても、上着を脱ぐ気がしない。白い息を吐きながら、とりあへずお湯を沸かして熱いお茶をいれる。それを飲んで身体の中から温めないと、動くことさへかなはないのだ…。
と、ここまでなるのはもう少し先の話だらうが、そろそろ寒波もやつてくるといふ話なので、防寒対策にとりかかつた。別に大袈裟なことをする訳ではない。ホットカーペットをひくだけなのだが、これがまた大変なのだ。なんといつても狭い部屋に色んなモノが置いてある。机と椅子は当然としても、床に本や CD や DVD がいくつもの山を築いてゐる。ホットカーペットは実家から持つてきたものなので、結構大きく、部屋いつぱいにひくことになる。それは良いのだが、床の上のものの始末がうんざりするのだ。特に気分を暗くさせるのが本の山で、床に積まれてゐる本のほぼ全部が未読のもので、何でこんなに買つてゐるんだ? オレは真剣にアホぢやないだらうか? と、激しい憤怒の感情さへ沸き起こつてくる。CD に対しても同様で、さすがにこちらは未聴のものは少ないが、それでも「あれ? こんなの買つたかな?」といふのが出てくるし、だいたいヒップホップばかり、といふのにも疑問を抱かざるを得ない。なんなんだ、一体。ちなみに、BGM は LOON に JAY-Z のラスト(?)アルバム、それに Pete Rock の発掘アルバムでした。
うーん、寒い。
小川顕太郎 Original:2003-Dec-9;