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 Diary 2003・4月20日(SUN.)

スポーツ談義

 ヤマネくん来店。「今日も阪神勝ちましたよ。もう、単独首位です。んー、でも困るなア、こんなに早く首位になると」とひとりごちる。そこにオイシン来店。パープルサンガのファンクラブ会員カードを持つてきて、ヤマネくんに渡す。

「はい、これ、ヤマネさんの分」

「なに、これ、ダッサー!」

 そして、ショウヘイくんも交へてサッカー談義が始まる。私はそこに、例のクリケットの話を持ち出してみる。

「クリケット? ああー、もうダメなんぢやないですか。流行つてないでせう、イギリスでも。そんな、イギリスとオーストラリアでしかやつてないやうなスポーツなんか、どうでもいいぢやないですか。それより、ボクの注目してゐるのはオージーボールですよ。ああ、オージーボールって、何度みてもルールが理解できない! なんなんだろう、あのゲーム!」

 オージーボール? それもオーストラリアでしかやつてゐないスポーツなんぢやないの?

「いえ、ニュージーランドでもやつてゐます!」

 一緒やん! …と、そこにトモコが割り込んでくる。

「もう! みんな何を言つてゐるのよ! やっぱり NBA よ、NBA !! マイケル・ジョーダン最高!」

「へ? バスケですか? それに、ジョーダン? なんか、話題が 10 年くらゐ、ずれてゐませんか?」

「何言つてゐるのよ! この間、引退試合があつたぢやない」

「まあ、さうですけど…。」

「ああー! 一度観てみたいわー!」

「ええ?! もしかして、観たことないんですか、ジョーダン」

「て、いふか、バスケットボール自体、観たことがない」

「ええ!!! そんな!!」

「何よ、バスケ最高よ。文句あるの」

「…んー、ぢやあ、トモコさんはまず、映画『スペースジャム』と『アフリカンダンク』を観て下さい。」

 帰り路に、サバイバルゲームをやつてゐる男女何人かがゐた。三条寺町のあたりであつた。今日も雨が降つたり止んだり、で、暑い一日であつた。

小川顕太郎 Original:2003-Apr-22;