Diary 2002・9月17日(TUE.)
とうとう
北朝鮮が拉致を
認めましたね
開店とともに電気工事会社の人に来て貰うが、外から見ただけでは断線の原因は分からず、色々と開けてみて、しかるのちに工事をするので一日仕事になると言われる。まさか今日一日を突然休む訳にもいかず、とりあえず工事の人が道具を取って戻ってくる 16 時から 2 時間、18 時まで店を臨時で閉めて、その間に応急措置をとってもらう事にする。要するに断線した線はとりあえずそのままで、残りの線で遣り繰りするのだ。
臨時で休んでいた時間に来てくれたお客さんのみなさま、どうもすみませんでした。
テラダさん来店。というか、私が頼んで来て貰ったのだ。もう締切の近い畦石舎展へ出品するための作品について、色々と教えを請うため。私は初出品になるので、なにがなんやら、どうやれば良いものやら、さっぱり分かっていないからだ。が、どうにも話は脱線しがち。
「この間の雪舟展、めっちゃ多くの作品に張大千の所蔵印が押してあったやろ。気づいた?」
「ええ! そうなんですか? それ、やばいんじゃないですか? 絵ばっかり見ていて、ちっとも気が付きませんでした。」
「あかんなあ。印をちゃんと見ないと。私は印ばっかり見ていたわ。」
といった具合。ちなみに、張大千は中国を代表する画家だが、贋作者としても有名で、世界中の美術館に、張大千が贋作したものが本物として飾ってあると言われる人だ。と、いうことは…。
ああ! そんな話をしている場合じゃない!
家に帰ってヤフーニュースを見ると、北朝鮮が日本人拉致を正式に認めて謝罪をした、というニュースが載っていた。うーん、とうとう認めたのか。長い道のりであった。それにしても何で今になって認めたのか。この事実にはどういう意味が…。
そ、そんな事を考えている場合じゃない! かな?
小川顕太郎 Original:2002-Sep-19;