Diary 2002・11月21日(THU.)
Lights
大阪へ。本当は東洋陶磁美術館に開館 20 周年記念「心のやきもの 李朝」展を観に行く予定だったのだが、どうしても朝が起きられなくて、梅田に着いたのが夕方の 4 時。4 時半までに入らなければならないので、まあ、無理すれば行けない事もないけれど、慌ただしいし、諦めた。夜に働く仕事をしていると、これがあるから困る。ちょっと前なら徹夜をして出掛けたのだが、最近はそれもちょっとしんどい。うーむ、いかにすべきか。
仕方ないので、「神田」で蕎麦を食べ、梅田をぶらつく。冬に備えて、なにかコートをひとつ新調したかったのだが、いざとなると値段が高いし、決め手にかけると、悩みに悩みながら様々な店を彷徨する。結局買わず。疲れた。
「Lights」というカフェに行く。ここは梅田の繁華街から少し離れた、住宅地の中にあり、よくこんな所にカフェを作ったよなあー、と感心するぐらい、分かりにくい所にある。しかし、築 120 年という古い家を改装して作ったという店内は、小さいながらも居心地が良く、いい感じ。最近は大箱の(自称)カフェも増えてきたようだけれど、やはりカフェの醍醐味はこのような所じゃないと味わえない、と再認識。愉しむ。
家に帰って DVD で『ラスト・ゲーム』(スパイク・リー監督)を観る。全米ナンバー 1 の高校生バスケットプレーヤーが、高校卒業後の進路を決めるまでの 1 週間を描く。金のなる木だと思われた彼の周りに様々な人が群がる。それらに如何に対処し、どのような決断を下すか。本当に大切なのは、人生というゲームに勝つことなのだ。地味ながらも、けっこう楽しめる佳品。
日記を書いて寝る。
小川顕太郎 Original:2002-Nov-23;