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 Diary 2002・11月9日(SAT.)

DIG

 本日は特に記すような事がなかった。よって、昨日あった 1 エピソードを記す。トモコがカウンター席に座っているオイシンに話かけていた。

「ほほほほ、昨日ははっさくさんと一緒に、大阪までちょっと DIG りに行ってきたのよ」

「DIG」とは「掘る」という意味だが、転じて「レコードの良い奴(探しているやつ)を捜す」という意味で使う、人もいる。もちろんトモコは普段はそんな言葉は使わないが、昨日は大量にヒップホップの 12 インチを買ってきたので、ちょっとヒップホップ好きの若者を模して、シャレでこんな言葉を使ってみたのだ。ちなみに KAZU16 はその意味を了解していた。

 ところが、オイシンはなんとなく怪しげな顔つきで、「そうですか…」と言うのみ。以下、トモコとオイシンの会話。

「なによ。あ、分かった。オイシン、DIG の意味が分からないんでしょう」

「分かりますよ! それぐらい」

「そう、じゃあ、何よ、言ってごらんなさい」

「え、……『ち*ぽ』でしょう」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 オ、オイシン! それは、「DICK」やあー!! ……誰かこのアホを何とかしてくれ。

 オイシンの釈明によると、アイザック・ヘイズの「シャフトのテーマ」中で、「CAN YOU DIG IT?」というセリフがあるが、これをシャフトだけに「やらせろ」という意味だと勝手に納得していて、それで言葉も似ているし、DICK と DIG は同じ意味だと思ったのだそうだ。うーん、なんと言ってよいのやら…。

「DIG」は、「掘る」という意味から転じて、「分かる・理解する」という意味にも使われる。まあ、これが一般的な転用のしかた。だから「CAN YOU DIG IT?」は、「わかるか?」あるいは、「わかってるか?」といった意味だ。他にも、「了解したぜ」といった感じで、「I CAN DIG IT」などと使う。

 それにしても、トモコとはっさくさんが大阪で DIG る、というのを、オイシンはどういう意味に解して、怪しげな顔をしていたのだろうか。怖い。

小川顕太郎 Original:2002-Nov-10;