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 Diary 2002・3月25日(MON.)

入院/携帯

 トモコが入院をするので、一緒に 10 時に病院に行く。「ポーを連れて行く」とトモコが言うので、ポーを鞄の中に詰め、他の荷物と一緒にタクシーにて病院に向かう。入院手続きを済ませ、二人部屋に荷物を入れ、午前中いっぱいは検査。私は待合室のような所で、ほとんど寝ていなかったため睡魔と闘いながら、本を読んで待っていた。すると、私の母親が訪ねてきた。「なんや、あんたその頭」と私の髪型を見て言う。「縮毛強制パーマだよ」と私は答えた。

 13 時ごろにトモコが検査から戻ってくる。採血や心電図や、薬があうかどうかを調べるための注射を、何本もうたれたそうだ。「お腹が空いたから、どこかに食べに行きましょう」と、トモコは「外出・外泊許可証」をヒラヒラさせながら言う。あれ? もういいの? 「そうそう。明日の朝 8 時までに帰ってくればいいのよ〜ん」とトモコ。近くのお店でご飯を食べ、入院に必要なものを買いに行く。まず必要なものは携帯電話。もちろん、病院内で携帯を使うことはできないが、一歩病院を出れば使える訳だし、トモコが私に連絡をしようと思えばいつでも出来る、という体勢は作れる。私の方からも、留守番サービスを使えば連絡はいれられる。病院に伝言を頼むのもなんだし。

 生まれて初めての携帯電話を手にし、他にもゴチャゴチャと買って、オパールに立ち寄る。ワダくんが「うわ! トモコさん、もう脱走してきたんですか!」と叫ぶ。

 家に帰り、二人とも寝る。が、私はしばらく寝たのち、起きてオパールに働きに行く。眠い。明日からどうなるのか。少しも予断は許さない。果たして私は、ちゃんと眠ることが出来るのだろうか。

 仕事が終わって家に帰る。病院からもって帰ってきた鞄をふと見ると、ポーの頭が見えたので、引き出す。「あれー、ここ病院ちゃうやん。どないなってるのー」とポーが尋ねたのだが、私は面倒くさかったので、無視してパソコンに向かう。

 日記は、とりあえずこのように書きました。

小川顕太郎 Original:2002-Mar-27;