IF YOU EVER
WALK OUT
OF MY LIFE
ジュリさん & ノガミくん来店。二人揃っての来店は久しぶりだ。先日オパールの改装をしたおりに、開店当初から使っていたソファをジュリさんに引き取って貰ったのだが、ジュリさんいわく「今や私の家の方がオパールっぽいで、昔の」。それは是非遊びに行かねば。
ババさん来店。『ダーティーハリー』の素晴らしさ、というか、町山智浩が「映画秘宝」で連載中の文章の面白さについて語り合う。「あれはきっとアメリカの映画学校で学んだ事を基にしているんでしょうね。なんか教科書っぽいし」「うん、そうだね。インターネットで調べても、似たような知識は手に入るよ」。いや、だとしても、町山氏の文章は分かりやすくて面白く、有益。私は「映画秘宝」ではその連載だけを読んでいます。
イチモトくん来店。ウェラーズ・クラブで行われている「FLIP SIDE」を抜け出してやってきたのだ。「ケンタロウさん、これ欲しがっていたでしょう。来週の『ヌードレストラン』に、またレコードを売りに行くんですが、その前にこれだけはケンタロウさんに見せておこうと思って」と、DENA BARNES の『IF YOU EVER WALK OUT OF MY LIFE』(INFERNO)を取り出す。おお! これは欲しい! で、値段は*万#千円。うううううん、*万#千円かああああ。高い。いや、安いんだけど、高い。いやいや、*万#千円で買えるようなレコードじゃないんで、この値段なら安いんだけれど、今の私には高い。もう、最近はレコード屋から送られてくるリストを、封も開けずに捨てている状態なのに。見たら欲しくなるから。ううううううん、どないしょ。「いや、別に無理をしてもらわなくても…他のひとも欲しいと言っていたんで…」あ、いや、買います、買います。でも、お金はちょっと待ってね。はー。
テラダさん来店。ベッチから頼まれていた篆刻を持ってくる。篆書で「道楽」と刻してある。少し遅れてやってきたベッチに、側款をいれて渡す。ベッチはしごくご満悦の様子だった。「篆刻は、その場でサッと刻してあげるのが、一番いいな」とテラダさん。「そうですね。その方がスマートですもんね」と私。「いや、その場で彫れると、キャバクラでめっちゃもてるんや」。……そうだったのか。
ヒロミさん来店。彼女も「FLIP SAIDE」を途中で抜けてきたのだ。「FLIP SAIDE」はどう? 「寂しいです。あまり人がいなくて」。そういえば、オパールも今日はお客さんがいなくて寂しかった。明日は頑張りたいものだ。
小川顕太郎 Original:2002-Mar-24;