演サバ後
久しぶりに篆刻教室に行く。ワールドカップ不況対策など、店のことで手一杯で、どうにも篆刻や書をやる時間がない。それでも月に一度は教室に行かなければと、今日は課題も出来ていないのに行ったのであった。そこではテラダさんが、どこぞで粉吹の壷を買ってきていて、それに小先生が注目していた。
「いえ、これは窯傷があったので、安く買えたんです。実際の値段の 3 分の 1 以下で買えましたから。」
「むむむ、とはいえ、これなら 1 万円はしただろ。いや、2 万円か。」
「2 万円です。でも、これだけのものなら、8 、9 万円してもおかしくないので、やはり安い買い物ですよ。」
「うーん、これで酒が飲んでみたい。」
…うーん、さあ、仕事、仕事! と、私はオパールに向かう。
クラタニくん来店。「この間の韓国戦、観ました? 凄かったですねえ。あんまり日本戦と対照的なんで、何かの陰謀かと思いましたよ」と言う。まあ、モチベーションの違いだろうねえ。韓国は、日本に勝つ! というのをアイデンティティーにしているし、なんでも勝ったら選手は徴兵免除になるそうじゃない。そりゃ、必死になるよ。日本もやはり、もっと天皇陛下の権威を高めてだねえ、勝ったら天皇陛下から何か下賜される、という形にでもしないと、勝てないでしょう。「天皇陛下万歳!」を叫びながらのカミカゼシュートとかね。まあ私は、日本が西洋蹴鞠に勝とうが負けようが、どっちでも構わないんだけれどね。
マツヤマさん & フクイくん来店。マツヤマさんは、会社帰りのクラタニくんを見て、「V シネマの男優みたいだねえ」と話しかける。このたびフクイくんがさる方面から 1500 枚を越える演歌のシングル盤を入手したのだが、その話をネタに、「演歌サバイバーズとソウルサバイバーズを一緒にやろう! どちらも一曲入魂だ!」と言ったりする。さすがのクラタニくんも困惑気味。オヤジ……。
そういえば、オパールでのワールドカップ放映は、すでにオイシンしか見ていないのだが、もう世間的にはワールドカップは終わりなのかな? もしそうなら、いやそうでなくても、みなさん街に出ましょう。
小川顕太郎 Original:2002-Jun-23;