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 Diary 2002・1月7日(MON.)

ちょんまげ

 タケダくん来店。去年の年末から風邪で寝込んでいたとの事で、久しぶりの来店だ。久しぶりに喋っていると、話はなぜか丁髷(ちょんまげ)の事になった。

 私は常々、日本人は丁髷を捨てた(捨てさせられた?)事がよくなかったのではないか? と考えていた。中東の人達が、スーツ姿にターバンでもかっこいいように、日本人もスーツ姿に丁髷で国際的な場に出るべきだ。

「えー、かっこ悪いですよー」と、タケダくん。

 いや、それは見慣れていないだけだって。我々も、小さい頃から時代劇なんかで丁髷を見慣れているから変に感じない、あるいはそこに「美」を見いだせるわけで、スーツ姿に丁髷も、見慣れてしまえば変どころか、かっこいいって。

「えー。…でも、確かに、お相撲さんがオフの時に、髷をくずしてポニーテールにしているのは、かっこ悪いなあ。」

 そうそうそう。相撲っていうのは、えらいね。髷をはじめ、身体の動きでも、蹲踞や四股、すり足など、失われつつある日本の文化を保持しているからね。うん。オパール相撲大会でもやるか。…それに、外国の目から見ると、あんがい丁髷にスーツ姿の方がかっこいいかもよ。

「そうかなあ‥‥でも、そういえばサッカー日本代表監督のトルシエの通訳の人が(フランス人)、髷のかっこよさにやられて、試合の時は髷を結っているなあ。」

 ほらほらほらほーら、ね。やっぱ髷はかっこいいんだって。うーん、何も月代まで剃る必要はないけれど、髷だけでももっとみんな結えばいいんだ。そうだ、オパールでも、みんな髷を結おうか! 髷カフェ・オパール。どう、ショウヘイくん?

「…いやです。」

 やはり、ダメですか。

 そういえば、私も風邪引きなのでした。

小川顕太郎 Original:2002-Jan-8;