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 Diary 2002・8月23日(FRI.)

六轡会篆刻展

 京都文化博物館に「六轡会篆刻展」を観に行く。これは私の篆刻の師匠である小朴圃先生と、井谷五雲先生、真鍋井蛙先生が、毎年行っている篆刻展である。今年で 21 回目を迎えるが、私は昨年から観に行っている。昨年は 20 回記念ということで少々大規模に開催したらしく、今年は昨年の半分ほどの規模。が、私の受けた感銘は、昨年よりも大きかった。

 とは言っても、単に昨年は書を始めたばかりで何も分かっていなかった、というのが真相で、多少なりとも書や篆刻をやった今の目で昨年の篆刻展を観ればまた違うのだろうが、とにかく今年の六轡会篆刻展は面白かった。量は少ないが、じゅうぶん楽しめた。なんというか、その、とにかく洒落ている。素直にかっこいい。昨年は確か、よく分かっていないもんだから「かっこいい!」と言うのも憚られたものだが、今年はとりあえず、素直に「かっこいい!」と言えるようにはなった。うん、かっこいい。果たして来年はどうなっているのだろうか。

 マツヤマさん来店。「昨日はどうもお疲れさまでした」と挨拶する。けっこう撚れている。ROMANZA の新店オープンで、さすがに疲れが溜まっているようだ。「いやー、店が広くなったもんだから、歩きすぎで、草臥れちゃったよ」とマツヤマさん。今日はぐっすり寝てください。

 本日は雑誌「HANAKO」の取材。担当はマキさん。イエーイ。「未来探偵」改め「リトルシェフ」のユキエさんが作ったデザートをフューチャーしての取材。イエーイ。雑誌は 10 月に発売なので、ちょっと先になるかな。昨日 ROMANZA のパーティーに持っていったチーズケーキも「大好評」だったことだし、そろそろ涼しくなってきた今日この頃、一足早くオパールで「デザートの秋」を満喫されてはいかがでしょうか? ちなみにベッチは毎週満喫しています。イエーイ。

小川顕太郎 Original:2002-Aug-24;