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 Diary 2002・8月6日(TUE.)

うた

 マツヤマさん&フクイくん来店。マツヤマさんから、新しい ROMANZA のショップカードと名刺をいただく。どちらもミック板谷作の、夜空に輝くロマン座という星座をかたどった秀逸なもの。とてもかっこいい。そこにベッチ来店。「よお、ベッチ! 今度さあ、氷川きよしの CD 貸してよ」とマツヤマさんは言う。「いいですよ」と頷くベッチ。「あ、そうそう、ボクには北島三郎の CD 貸してよ」とフクイくんも言う。「ええ? いくらなんでも北島三郎は持っているでしょ?」とベッチは問い返すが、いや、案外持っていないもんだよ。曲とかは当然知っていても、ちゃんと CD まで揃えているのは、ベッチくらいじゃないか? そういう私も、本日ベッチから「軍歌のすべて」 2 枚組 3000 円というのを、借りました。守るも攻むるもくろがねの〜。

 ヤマネくん来店。「ケンタロウさん、最近『君が代』に凝っているんですか?」と訊く。いや、凝っているというか、最近演歌を聴くようになって、やっと『君が代』の良さが身に染みるようになってきたという話で…。

「そうなんですか! ボクはねえ、もう幼い頃から『君が代』大好きでしたよ! 弟のゴローと一緒に、なんて素晴らしい曲なんだ! って、いつも騒いでいたんです。『君が代』はねえ、最後が凄いんですよ。一音足りないんです。わざと一音足りなくして、余韻を残すというか、想像力を働かせる余地を残すというか。あれが気持ち悪い、という人も多いんですが、ああいうのこそ、茶の精神ですよね! で、ボクとゴローの考えた結果では、足りない音は、多分『ミ』だと思うんですよねえ…」

 なるほど。『君が代』にそんな素晴らしい秘密が隠されていたとは。なんだかその昔、学校の音楽の教師から、ビートルズの楽曲にはそれまでの作曲法では禁じ手とされていたコード展開が多く使われている、という話を聞いたことを思い出した。故に、ビートルズの楽曲も『君が代』も、名曲なのか。

 ちなみにベッチは、「『君が代』のすべて」という、『君が代』ばっかり入った CD も持っているそうです。聴いてみたいー。

小川顕太郎 Original:2002-Aug-8;