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 Diary 2001・10月29日(MON.)

小川珈琲

 小川珈琲の営業の人が来る。エスプレッソのシングルを頼み、それを飲み干した後、おもむろに名刺を取り出して私に差し出しながら、丁寧に挨拶をした。私は一瞬身構えたが、案外と気持ちのいい人であり、しばらく話に付き合う事にした。

 彼はまず、エスプレッソマシーンについて質問した。私は「すごく調子がいい」と答える。次に、珈琲豆はどこで買っているのか、と訊かれる。やはりきたか、と思いつつ、友人が豆の焙煎をやっているので、そこから買っていると答える。うーむ、としばらく考え込む小川珈琲。で、最後に、珈琲豆を販売しているとの事だが、どのようにして売っているのか、と尋ねてきた。私は正直にそのままを答える。懇願されて、豆を入れている袋も見せる。彼は、「有り難うございました。また何か、我々が助けられるような事があれば、遠慮無く我々に声をかけて下さい」と言い、エスプレッソの代金を支払い、領収書を求めた。私が領収書の宛名に「小川珈琲(株)」と書くと、「さすがですね、最近は『珈琲』という字が書けない人が多いんですよ」とお世辞を言う。はあ、そんな事はないでしょう。

 しかし私は、ババさんが書店で買い物をして領収書を書いて貰うと、たいてい若い人は会社名が書けない、と言っていた事を思い出した。書けない字は、なんだったかな? ま、なんにせよ、もの凄く簡単な・基本的な字だったはず。あ、話がずれたか。

 まあ、でも別にずれても構わない。この話にオチはない。そういえば先日は UCC の人が来ていた。みんな、最近は喫茶店に代わってカフェとかいうものが流行りらしいからちょっと調べてこい、とか会社に言われてやってきているのだろう。うーむ。ま、それだけの事でしたー。

小川顕太郎 Original:2001-Oct-31;