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 Diary 2001・10月26日(FRI.)

真行帖

 篆刻教室に行く。小先生に書いてきた「書」を見せると、「はははー、うーん、ま、私は好きなんですよ、このような字。太さがバラバラでなんとなくぎこちない。なかなか味があって面白い。でもね、書を勉強しているのなら、これじゃダメ。もうちょっとお手本をよく見て、頑張って下さい」と言われた。

 はははー、そうなんですよー、最近あまり時間がとれなくて、練習をほとんどしていないんですよー、うーん、ダメだ。そのあと、ナカムラくん? だったかな、小さい頃から書道をやってきて、書の先生を目指している学生さんに、色々とアドバイスをもらう。私の書いた「書」もみてもらう。「なるほど。なかなかいいですよ。なんというか、変なくせがなくて。ちょっと書をかじっていると、変に上手くみせる癖がついてたりするんですが、それがない。いいと思いますよ。なんていうか、その、小学生の書いた作品みたいで」。小学生…。オガワケンタロウ 32 歳、頑張ります。

 そういえば家のそばで、子どもたちが群れていて「こいつ靴買ってもらわれへんねんでー」「うわー貧乏や貧乏や!」と、友達をいじめていた。凄いですね、子どもって。でも彼(女)たちも、大きくなったら、貧乏をはやしたてる事は不可能だという事実に突き当たるだろう。現代は弱者が強い時代だから、かえって自分が貧乏でない事を後ろめたく感じるようになる。とはいっても、本当の金持ちは強いですけどね。

 そういえば、今度の戦争で、またしても日本はアメリカに金を毟られまくっているようですね。アメリカは各国の「テロ反対! アメリカを支持する」という声明が欲しいばっかりに、各国においしい話をばらまきまくっている。様々な特典と引き替えに、アメリカ支持をとりつけている。で、その代金を払うのが日本、と。いくら日本がアメリカの属国だからといって、あんまりです。あー、ただでさえ不況なのに、もう辞めてくれー。オパールも潰れちゃうよ、あんまり不況が長引くと。世の中って、厳しいですね。

小川顕太郎 Original:2001-Oct-28;